🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.03.30

A brown dog with white chest sits on grass.

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.03.30

犬8 + 猫5 = 合計13件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.03.30

本日 8件

🐾 犬ニュース — 2026.03.30

本日 8件 | カテゴリ:医療・疾病・予防、研究・科学、犬学


🏥 医療・疾病・予防

Laverdia(ベルディネクソル)――犬のリンパ腫に初の経口治療薬がFDA完全承認

米国FDAは2026年1月16日、犬のリンパ腫を対象とした初の経口治療薬「Laverdia-CA1(一般名:ベルディネクソル)」に完全承認を与えた。開発元のAnivive Lifesciences社が4年間の条件付き承認期間中に有効性データを蓄積し、160頭のB細胞型・T細胞型リンパ腫の犬を対象とした臨床試験では、投与群の病勢進行までの期間が対照群の23日に対して37日と有意に延長された。 ベルディネクソルは核外輸送阻害剤で、がん抑制タンパク質の核外への流出をブロックすることでリンパ腫細胞の増殖を抑える。毎12回の経口投与(72時間以上の間隔)で、初期用量は1.25mg/kg。愛犬がリンパ腫と診断された場合、かかりつけの獣医師にこの新しい治療選択肢について相談することを勧めたい。

🔗 https://www.dvm360.com/view/fda-grants-full-approval-to-laverdia-for-canine-lymphoma

🏷️ 医療・疾病・予防


🧬 研究・科学

犬のがんに見られる「上皮間葉転換」がヒト乳がん治療の鍵に――コーネル大学がCD109タンパク質の免疫回避メカニズムを初解明

コーネル大学獣医学部は2026年3月18日、犬の乳腺腫瘍で起きる「上皮間葉可塑性(EMP)」という細胞プロセスが、がんの転移・薬剤耐性・免疫逃避を同時に促進するメカニズムを解明したと発表した。研究チームは、犬・マウス・ヒトのがんモデルすべてで細胞表面糖タンパク質CD109がEMPを介した免疫抑制に関与していることを初めて証明した。 犬の自然発生がんはヒトのがんと多くの共通点を持つため、CD109を標的とした新たな免疫療法はヒト乳がん治療にも応用できる可能性がある。とくにEMPシグネチャーの強いヒト乳がんは免疫療法に反応しにくいとされており、この発見が新たな治療戦略に道を開く。犬の健康とヒト医療の双方に貢献する「比較腫瘍学」の好例といえる。

🔗 https://www.vet.cornell.edu/about-us/news/20260318/how-key-cellular-process-dog-cancers-might-open-new-therapies-human-breast-cancer

🏷️ 研究・科学


🏥 医療・疾病・予防

ACVIM、犬の慢性炎症性腸症(CIE)新コンセンサス声明を発表――「抗菌薬を控え食事療法を第一選択に」

米国獣医内科学会(ACVIM)は2026年1月、犬の慢性炎症性腸症(CIE)の診断・治療に関する新しいコンセンサス声明をJournal of Veterinary Internal Medicine誌に発表した。最大の注目点は、経験的な抗菌薬使用を明確に「非推奨」とし、食事療法を第一選択として推奨している点だ。データによると、CIEの犬の38~89%が食事療法のみで反応し、多くが3ヵ月以上の寛解を維持できるという。 プロバイオティクスでは、ランダム化比較試験のエビデンスが現時点で唯一確認されている「Visbiome Vet」の使用が言及されている。愛犬に慢性的な下痢や嘔吐がある場合は、安易な抗生物質投与ではなく、まず獣医師と食事療法の可能性を相談してほしい。

🔗 https://www.dvm360.com/view/acvim-endorses-updated-guidance-on-canine-chronic-inflammatory-enteropathy

🏷️ 医療・疾病・予防


🐕 犬学

犬との身体的触れ合いが脳の前頭前野でストレス回復を加速――fNIRS脳画像研究

2026年3月28日にbioRxivに発表された新しい研究で、犬との直接的な触れ合いがヒトの前頭前野の神経回路と自律神経系の回復に顕著な効果を持つことが、機能的近赤外分光法(fNIRS)を用いて初めて客観的に示された。急性ストレス後の回復期に犬と触れ合った被験者は、心拍数やLF/HF比(交感・副交感神経バランスの指標)がベースライン以下にまで低下し、とくに直接的な身体接触で副交感神経の活性化が顕著だった。 さらに、よく知っている犬との触れ合いは見知らぬ犬よりもストレス回復効果が高いことも確認された。「犬がいるだけで癒される」という感覚が脳科学的に裏付けられた形だ。日常生活でのストレス管理に、愛犬とのスキンシップが科学的に有効であることを示す重要な知見である。

🔗 https://www.biorxiv.org/content/10.64898/2026.03.25.714338v1

🏷️ 犬学


🧬 研究・科学

犬の遺伝子検査は「外見」を予測できるが「行動」は予測できない――PNAS大規模研究が市販検査の信頼性に疑問

2025年にPNAS(米国科学アカデミー紀要)に発表された大規模研究で、市販の犬DNA検査が性格や行動特性を正確に予測できるという主張に科学的根拠がないことが示された。市民科学プロジェクト「Darwin’s Ark」に登録された3,000頭以上の犬のゲノムデータと行動表現型を分析した結果、以前の研究で行動と関連付けられていた遺伝子変異には、個体レベルでの予測力がまったくなかった。 一方で、体高・脚の長さ・耳の形など外見に関する形質には強い遺伝的関連が確認された。以前の「犬種平均」に基づく研究は集団構造の影響を受けており、個体の行動を予測することはできない。犬の行動は多遺伝子性で複雑であり、環境要因の影響が大きいため、遺伝子検査の結果で愛犬の性格を決めつけないよう注意が必要だ。

🔗 https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2421752122

🏷️ 研究・科学


🏥 医療・疾病・予防

犬の巨大食道症の原因は「隠れた重症筋無力症」か――ケンブリッジ大学が10万ドル規模の解明研究を開始

モリス動物財団の助成(約10.6万ドル)を受け、ケンブリッジ大学の研究チームが2026年1月31日から、犬の後天性特発性巨大食道症(AIM)の原因が重症筋無力症(MG)にある可能性を調べる研究を開始した。巨大食道症は食道の筋肉が正常に収縮できなくなる疾患で、慢性的な嘔吐や誤嚥性肺炎を引き起こし、犬のQOLを大きく損なう。 研究チームは、巨大食道症の犬と健常な犬の筋組織を比較し、MGの兆候がないか検査する。もしMGが未診断の主因であることが判明すれば、早期の血液検査でMGを発見し、免疫抑制療法で治療できる可能性が開ける。愛犬に頻繁な食後の吐き返しがある場合は、早めに獣医師の診察を受けてほしい。

🔗 https://www.morrisanimalfoundation.org/study/canine-megaesophagus-myasthenia-gravis-2026

🏷️ 医療・疾病・予防


🏥 医療・疾病・予防

経口狂犬病ワクチン+AI顔認識で野良犬集団に免疫を――タンザニア発の革新的フィールド研究

モリス動物財団の2026年度研究助成に選ばれたタンザニアのGlobal Animal HealthのAhmed H. Lugelo博士は、野良犬の集団に経口狂犬病ワクチンを実際のフィールドで投与し、その有効性を検証する研究を開始する。さらに、AI顔認識技術を使って接種済みの犬を追跡し、重複投与を避けながら集団全体の免疫率を効率的に把握する。 狂犬病は毎年世界中で約5.9万人が死亡する致命的な疾患で、その95%以上が犬からの感染に起因する。注射ワクチンは犬の捕獲・保定が必要で大規模な接種が困難だが、経口ワクチンなら嚌に混ぜて野良犬に届けられる。AI技術と組み合わせたこの手法が成功すれば、開発途上国での犬と人の双方の命を守る画期的なモデルになりうる。

🔗 https://www.morrisanimalfoundation.org/article/new-canine-health-studies-2026

🏷️ 医療・疾病・予防


🧬 研究・科学

犬の1日平均活動時間はわずか51分――加速度計による大規模集団調査で従来推定を大幅に下回る

Frontiers in Veterinary Science誌(2025年)に発表された大規模な加速度計調査で、犬の1日あたりの平均活動時間がわずか51分であることが明らかになった。これは従来の飼い主報告に基づく推定値よりもはるかに少なく、犬の運動不足が想像以上に深刻であることを示唆している。個体間の差も大きく、1日10分未満から600分超まで幅広い分布が確認された。 研究チームは線形モデルと因果推論モデルを用いて、活動量に影響する要因を分析。犬の年齢、体重、犬種に加え、飼い主のライフスタイルも大きな影響を与えていた。肥満や関節疾患の予防のため、飼い主が意識的に散歩やアクティビティの時間を確保することが、愛犬の健康寿命延伸に直結する。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2025.1572794/full

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント

「犬との触れ合いがストレスを和らげる」という経験則が、fNIRS脳画像研究で科学的に裏付けられました。日々のストレス解消に、愛犬とのスキンシップを意識的に取り入れましょう。脳と心の双方にとって、最高のセラピーです。


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💡 今日のワンポイント

「犬との触れ合いがストレスを和らげる」という経験則が、fNIRS脳画像研究で科学的に裏付けられました。日々のストレス解消に、愛犬とのスキンシップを意識的に取り入れましょう。脳と心の双方にとって、最高のセラピーです。


🐱 猫ニュース — 2026.03.30

本日 5件

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🐱 猫ニュース — 2026.03.30

本日 5件 | カテゴリ:医療・疾病・予防、猫学、研究・科学


🏥 医療・疾病・予防

Portela(レルフォベトマブ)――猫の変形性関節症に初の長時間作用型モノクローナル抗体、EU承認へ

欧州医薬品庁(EMA)の獣医用医薬品委員会(CVMP)は、Zoetis社が開発した猫の変形性関節症(OA)治療薬「Portela(一般名:レルフォベトマブ)」に肯定的意見を出した。承認されれば、猫用としては初の長時間作用型抗神経成長因子(抗NGF)モノクローナル抗体療法となり、1回の皮下注射で最大3ヵ月間の痛痛緩和が期待される。欧州での市販開始は2026年中の見込みだ。 猫のOAは全体の25%以上に兆候が認められるにもかかわらず、獣医師に診断されているのはわずか18%にとどまる。猫は痛みを隠す傾向が強いため、「ジャンプをしなくなった」「高い場所に登らなくなった」といった微妙な変化を見落さないことが重要だ。シニア猫の飼い主は、定期健診で関節の状態もチェックしてもらおう。

🔗 https://www.dvm360.com/view/long-acting-therapy-for-relieving-oa-pain-in-cats-receives-european-marketing-authorization

🏷️ 医療・疾病・予防


🐱 猫学

米国の猫5,100万頭が未受診――CATalyst Council調査で猫と犬の医療格差38ポイントが判明

CATalyst Councilが6万世帯以上を対象に実施した「2026 State of the Cat Report」によると、2025年に獣医療を受けた猫はわずか33%で、犬の71%と比べて38ポイントもの格差があることが判明した。推奨される5,100万頭の猫が基本的な年次検診すら受けていない。一方で、猫の臨床来院数は3年連続で増加しており、犬が8%減少する中で猫は2%増加。猫は米国の動物病院来院の約25%を占めるまでに成長した。 CATalyst Councilは猫の獣医療市場の潜在規模を340億ドル(約5兆円)と試算し、そのうち210億ドルが未開拓と推定している。猫の飼い主には「猫は病院に行かなくて大丈夫」という誤解が根強いが、早期発見・早期治療は猫にも不可欠だ。愛猫の年1回の定期健診を習慣にしてほしい。

🔗 https://catalystcouncil.org/cats-claim-record-share-of-veterinary-visits-as-feline-market-momentum-builds/

🏷️ 猫学


🏥 医療・疾病・予防

AHS、猫のフィラリア症管理ガイドラインを更新――年間通じた予防投与を改めて強調

米国フィラリア学会(AHS)は、猫のフィラリア症に関するガイドラインを改訂した。最大の変更点は、マクロサイクリック・ラクトン製剤による年間を通じた予防投与の継続と、蚊の制御(ベクターコントロール)の重要性が明文化されたことだ。猫のフィラリア感染は犬と異なり成虫が少数でも致命的になりうるが、猫用の駆虫薬(アダルティサイド)は現時点で承認されていない。 AHSの専門家は、検査技術の向上により今後フィラリア陽性と診断される猫の数は増加すると予測している。室内飼いの猫でも蚊に刺されるリスクはゼロではないため、予防投与は必須だ。愛猫のフィラリア予防について獣医師と相談し、通年の投薬スケジュールを確認してほしい。

🔗 https://www.dvm360.com/view/american-heartworm-society-updates-feline-guidelines

🏷️ 医療・疾病・予防


🐱 猫学

多頭飼い家庭の87.7%で「猫間緊張」の兆候――AAFP新ガイドラインが予防と管理の指針を提示

米国猫臨床家協会(AAFP)が2024年に発表した猫間緊張ガイドラインの基礎となった大規模調査によると、多頭飼い世帯2,492軒のうち87.7%で猫同士の緊張の兆候が報告された。緊張のきっかけとして最も多かったのは「新しい猫の導入」(73.3%)で、以前は良好だった関係が徐々に悪化するケースが23.6%を占めた。フェロモン製品の使用は21日以内に攻撃性が有意に減少するという研究結果もある。 AAFPガイドラインでは、猫それぞれに十分な資源(トイレ・食器・隠れ場所)を猫の頭数+1個ずつ確保すること、垂直空間の活用、段階的な新猫紹介プロトコルなどを推奨している。多頭飼いの飼い主は、猫同士の微妙な緊張サイン(凝視・回避・食欲低下など)を見落さず、問題が深刻化する前に対処しよう。

🔗 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11292941/

🏷️ 猫学


🧬 研究・科学

Mars社「PAWS」――世界20ヵ国・35,000人規模でペットが人間の精神的健康に与える効果を検証

Mars, Inc.は、ペットと人間のウェルビーイングの関係を解明する大規模研究プログラム「Pets and Wellbeing Study(PAWS)」を立ち上げた。20ヵ国以上、35,000人以上を対象に5年間にわたって追跡する過去最大規模のペット-人間関係研究で、猫と犬が飼い主のメンタルヘルスに与える長期的効果を科学的に検証する。 猫は「犬ほど人間に健康効果を与えない」という偏見が根強いが、近年の研究では猫との触れ合いでもオキシトシンが上昇し、ストレスホルモンが低下することが確認されている。PAWSの成果は、猫を含むペット飼育が精神保健政策に組み込まれるかどうかのエビデンスとなりうる。猫と暮らすことの価値が、グローバルな科学データで証明される日が近づいている。

🔗 https://www.dvm360.com/view/global-study-of-the-human-animal-bond-is-launched

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💡 今日のワンポイント

猫の変形性関節症は25%以上に兆候があるのに、診断されるのはわずか18%。「ジャンプしなくなった」「毛づくろいが減った」は痛みのサインかもしれません。シニア猫の定期健診で関節もチェックしてもらいましょう。


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💡 今日のワンポイント

猫の変形性関節症は25%以上に兆候があるのに、診断されるのはわずか18%。「ジャンプしなくなった」「毛づくろいが減った」は痛みのサインかもしれません。シニア猫の定期健診で関節もチェックしてもらいましょう。


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