🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.04.05
犬7 + 猫4 = 計11件
🐾 犬ニュース — 2026.04.05
本日 7件
1. ⚠️ リコール・安全情報
Fromm Family Foods、冷凍ドッグフード「BeefiBowls」をプラスチック混入でリコール — 14州+カナダで流通
📅 2025.12.07
ウィスコンシン州に本社を置くFromm Family Foodsは、傘下ブランドBonnihill Farmsの「BeefiBowls Beef Recipe」(16オンス入り冷凍ドッグフード)約300ケースについて、プラスチック片混入の恐れがあるとして自主回収を発表した。対象ロットの賞味期限は「Best By 12/25/2026」で、イリノイ、ウィスコンシン、テキサス、カリフォルニアなど14州および カナダ・オンタリオ州のペット専門店で販売された。
プラスチックを誤飲した犬は嘔吐、食欲不振、腹部不快感を示す可能性があり、大量摂取の場合は腸閉塞のリスクもある。現時点で健康被害の報告はないが、該当製品を購入した飼い主は購入店に返品するよう呼びかけられている。問い合わせは平日8:00〜17:00(中部時間)、1-800-325-6331まで。**日本国内での流通は確認されていない。**
2. 🏥 医療・疾病・予防
椎間板ヘルニア(IVDD)に酵素注射という新選択肢 — ケンブリッジ大学が54頭の臨床試験で手術と同等の回復率を実証
📅 2025.11.25
ケンブリッジ大学クイーンズ獣医学校病院(QVSH)の Paul Freeman 教授率いるチームが、犬の椎間板ヘルニアに対する「経皮的椎間板内コンドロイチナーゼ注射」の臨床試験結果をJournal of the American Veterinary Medical Association(JAVMA)に発表した。歩行不能となった54頭を対象にした試験で、酵素注射を受けた犬は従来の外科手術と同等の割合で歩行能力を回復。2025年初頭から実施された臨床治療では、32頭中24頭が完全回復を果たしている。
この治療法は損傷した椎間板に直接酵素を注入し、椎間板の中心部を溶解させることで脊髄への圧迫を緩和する仕組み。費用は神経科診察・MRI・複数椎間板への注射込みで£1,950(約38万円)と、従来の脊椎手術に比べ大幅に安価。現在QVSHが英国唯一の治療施設だが、テキサスA&M大学との共同研究として開発が進んでおり、今後の普及が期待される。**椎間板ヘルニアが疑われる場合は速やかに獣医師の診断を受けてください。**
3. 🏥 医療・疾病・予防
KBroVet(臭化カリウム嗅覚鼻)がFDA完全承認を取得 — 犬の特発性てんかん治療に新たな標準薬
📅 2026.01.15
米国食品医薬品局(FDA)は、犬の特発性てんかんによる発作を制御するための経口薬「KBroVet」(臭化カリウム嗅覚鼻)に完全承認を付与した。てんかんは犬の約0.5〜5%が罹患する最も一般的な神経疾患であり、約3分の1の犬は既存の治療でも発作が十分にコントロールできないとされている。KBroVetはこうした治療抵抗性の症例にも補助療法として使用可能だ。
これまで臭化カリウムは獣医領域で広く使用されてきたが、FDA承認薬としての品質管理がなされた製品は限られていた。完全承認により、一貫した品質と有効性が保証される。てんかんの犬を持つ飼い主は、薬の中断が重篤な発作を引き起こす可能性があるため、自己判断での投薬中止は厳禁。**必ずかかりつけの獣医師と相談のうえ、治療方針を決定してください。**
4. 🧬 研究・科学
低温大気圧プラズマ(CAP)療法が犬の外耳炎治療に有望 — 細菌・酵母を有意に減少させるランダム化試験
📅 2026.03.15
獣医皮膚科学誌『Veterinary Dermatology』に発表された2026年の研究で、二次感染を伴う犬の外耳炎に対し、低温大気圧プラズマ(Cold Atmospheric Plasma: CAP)療法が有効であることが示された。ランダム化盲検前向き試験の結果、CAP処置を受けた耳では21日間で球菌スコアが有意に改善(p=0.005)し、酵母についても顕著な減少(p=0.001)が確認された。一方、未処置の耳では有意な改善は見られなかった。
外耳炎は犬で最も頻繁に見られる疾患の一つで、再発率も高い。CAPは低温のプラズマを照射する非侵襲的技術で、抗菌薬耐性菌にも効果が期待できる点が注目されている。従来の外用抗菌薬治療の補助として、特に難治性の外耳炎に対する新たな選択肢となる可能性がある。**愛犬が耳を掻いたり頭を振ったりする場合は、早めに獣医師を受診してください。**
🔗 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/vde.70027
5. 🧬 研究・科学
膜フリー幹細胞抽出物(MF-STEM)が犬の急性腎炎治療に有効 — 63頭の多施設臨床研究
📅 2025.12.20
『Frontiers in Veterinary Science』に発表された多施設臨床研究で、ヒト脂肪由来幹細胞から得られる膜フリー幹細胞抽出物(MF-STEM)が、犬の急性腎炎の治療に有効であることが示された。従来療法+MF-STEM投与群(63頭)と従来療法のみの対照群(82頭)を比較したところ、MF-STEM群では犬腎特異的リパーゼ(cPL)およびCRP値がより速やかに低下し、臨床症状の改善も早かったという。
MF-STEMは幹細胞そのものではなく、幹細胞が分泌するタンパク質や生理活性物質の混合物で、抗炎症・再生促進効果を持つ。腎炎は犬で比較的一般的な疾患だが、従来は支持療法が主体で特異的な治療法が乏しかった。この結果は腎炎管理に新たな可能性を示すが、現時点ではまだ研究段階である。**愛犬が嘔吐・食欲不振・腹痛を示す場合は速やかに獣医師に相談を。**
🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2025.1590703/full
6. 🏥 医療・疾病・予防
短頭種の呼吸障害(BOAS)リスクにさらに12犬種が追加 — ケンブリッジ大学の大規模調査
📅 2026.02.18
ケンブリッジ大学の研究チームが、従来の代表的短頭種(パグ、フレンチブルドッグ等)に加え、ペキニーズ、シーズー、ボストンテリア、スタッフォードシャーテリア、キャバリアキングチャールズスパニエル、チワワ、ボクサーなど8種12犬種が短頭種閉塞性気道症候群(BOAS)のリスクを持つことを明らかにした。3分間の運動テストで呼吸の快適さを評価し、犬種ごとのリスク程度を格付けした。
研究ではさらに、過体重であること、鼻孔が狭いこと、頭部がより幅広く短いことがBOAS発症の主要リスク因子であることも確認された。短頭種は「かわいい」外見で人気だが、深刻な呼吸困難・運動不耐性・熱中症リスクを抱えている。**短頭種を飼っている方は、いびき・呼吸音・運動後の息切れに注意し、定期的な獣医師のチェックを受けてください。**
7. 🐕 犬学
米国で2026年発効の動物福祉法が続々 — パピーミル販売禁止、虐待者データベース公開、危険犬法など
📅 2026.01.01
2026年、米国では犬の福祉に関する重要な法律が多数施行された。カリフォルニア州ではパピーミル仲介業者による犬・猫・ウサギの販売を全面禁止し、購入者はシェルター・レスキュー団体・直接のブリーダーからの入手に限定された。同州では犬の健康証明書の電子提出も義務化され、輸入犬のトレーサビリティが強化された。
フロリダ州では動物虐待者の公開データベースが1月1日から運用開始。オハイオ州では「エイブリー法」(3月18日施行)により、挑発なく人を重傷・死亡させた犬に対し裁判所が安楽死を命じる権限が付与された。ニュージャージー州はペットショップでの犬・猫・ウサギの販売を全面禁止し、違反には1件あたり1,000ドルの罰金を科す。動物福祉法の執行権限が司法省に移管されたことで、ブリーダー施設への連邦レベルの取り締まりも強化される見通しだ。
椎間板ヘルニアや外耳炎など、従来は手術や長期投薬が中心だった疾患にも新しい治療アプローチが登場しています。愛犬の異変に気づいたら早めに受診し、獣医師と最新の治療選択肢について相談しましょう。
*毎朝7時配信*
🔗 https://www.findlaw.com/legalblogs/law-and-life/what-new-laws-every-pet-owner-should-know-in-2026/
🐱 猫ニュース — 2026.04.05
本日 4件
1. 🧬 研究・科学
照明を変えるだけで猫のストレスが激減 — ミシガン州立大学が101頭のシェルター猫で実証
📅 2026.03.05
ミシガン州立大学(MSU)の研究チームが、シェルター猫101頭を対象にした照明環境実験の結果を科学誌『iScience』に発表した。標準的な明るい照明、薄暗い照明、青色光を除去した薄暗い「夕焼け様」照明の3条件を比較したところ、青色光除去の薄暗い照明下では入舎5日目にコルチゾール(ストレスホルモン)値が標準照明群と比べて顕著に低下した。行動面でもストレスサインの減少が確認された。
この研究ではPetPaceスマートカラーによる24時間非侵襲的な活動量モニタリングも活用され、照明の質が猫の概日リズムと生理反応に直接影響を与えることが示された。シェルターだけでなく、自宅で猫を飼っている人にも応用可能な知見だ。**夜間の強い蛍光灯やブルーライトを避け、夕方以降は暖色系の薄暗い照明にすることで、愛猫のリラックスを促すことができるかもしれません。**
🔗 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12182317/
2. 🏥 医療・疾病・予防
猫の慢性腎臓病にAIMタンパク質療法 — 日本の26の動物病院による臨床試験が進行中
📅 2026.01.15
東京大学の宮崎徹教授が発見した「AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)」タンパク質を用いた猫の慢性腎臓病(CKD)治療薬の多施設臨床試験が、2025年6月から日本国内26の動物病院で進行中だ。猫は他の動物と異なりAIMを自力で活性化できないため、腎臓に老廃物が蓄積して腎不全を発症しやすい。AIM注射薬はこの欠陥を補い、腎臓の「掃除機能」を回復させることを目指している。
CKDは高齢猫の死因の上位を占め、15歳以上の猫の約30〜40%が罹患するとされる。規制当局への申請は2026年中を予定しており、順調に進めば2027年春にも市販化の可能性がある。現在は臨床試験段階のため一般の動物病院では受けられないが、進展が注目される。**愛猫が多飲多尿や体重減少を示したら、早めに獣医師に相談し、腎臓の検査を受けてください。**
3. 🏥 医療・疾病・予防
猫の慢性膵炎にシクロスポリンが有効 — プレドニゾロンとの比較臨床試験結果
📅 2025.08.15
猫の慢性膵炎に対するシクロスポリンとプレドニゾロン(免疫抑制剤)の治療効果を比較した ランダム化オープンラベル臨床試験の結果が発表された。シクロスポリン投与群では、猫膵特異的リパーゼ(fPLI)値がプレドニゾロン群および対症療法のみの対照群と比較してよりに大幅に低下した。膵臓の炎症マーカー改善においてはシクロスポリンが優勢だった。
ただし臨床症状(食欲・嘔吐・体重)の改善はプレドニゾロン群でより明らかであり、両薬剤の長所を組み合わせたアプローチが今後の課題とされている。猫の膵炎は診断が難しく見過ごされやすい疾患で、食欲不振・嘔吐・体重減少が主な症状。**これらの症状が続く場合は、膵炎の可能性も含めて獣医師に相談を。**
🔗 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40577334/
4. 🐕 猫学
超高齢猫の半数がフレイル(虚弱)状態に — 15歳以上の猫の福祉に焦点を当てた新研究
📅 2025.11.20
猫の高齢化が進む中、15歳以上の「スーパーシニア猫」の福祉状態を調査した研究が発表された。結果によると、超高齢猫の51%がフレイル(虚弱)と判定され、47%に痛みに関連する行動指標が見られた。さらにセルフグルーミングの低下が63%、飼い主との親和行動の減少が68%の猫で確認された。年齢を重ねるほどフレイルと痛みの有病率は有意に上昇した。
この研究は、猫が高齢になると「静かになるのは自然なこと」と見なされがちな行動変化の背景に、痛みやフレイルが潜んでいる可能性を示唆している。定期的な獣医師の検診と痛みの評価、環境の調整(低い位置の食器・トイレ、温かい寝床、段差の少ないアクセス)がスーパーシニア猫のQOL維持に重要だ。**高齢の愛猫の行動変化を「老化のせい」で片付けず、積極的にケアの見直しを。**
シニア猫のフレイルや慢性腎臓病は「年だから仕方ない」と見過ごされがちですが、新しい治療法や環境の工夫で生活の質を改善できる可能性があります。高齢の愛猫には半年に一度の定期検診を。
*毎朝7時配信*
🔗 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1558787825001091
💡 今日のワンポイント
シニア猫のフレイルや慢性腎臓病は「年だから仕方ない」と見過ごされがちですが、新しい治療法や環境の工夫で生活の質を改善できる可能性があります。高齢の愛猫には半年に一度の定期検診を。
毎朝7時配信

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