🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.04.06

A happy golden retriever dog outdoors

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.04.06

犬8 + 猫5 = 合計13件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.04.06

本日 8件

1. ⚠️ リコール・安全情報

Fromm Family Foods、プラスチック混入でBeefiBowls冷凍ドッグフードを自主回収——14州+カナダで流通

📅 2025.12.03

Fromm Family Foods社は、Bonnihill Farms BeefiBowls Beef Recipe(16オンス、賞味期限2026年12月25日、UPC: 072705135004)計300ケースについて、プラスチック片の混入が確認されたとして自主回収を実施した。FDAの発表によれば、イリノイ州、ウィスコンシン州、テキサス州、カリフォルニア州など米国14州および カナダ・オンタリオ州のペット専門店で販売された。現時点で健康被害の報告はないものの、同社は原因を特定し再発防止策を講じたとしている。

プラスチック片を誤って摂取した犬は、嘔吐・食欲低下・元気消失・腹部不快感を示す可能性があり、大量に摂取した場合は腸閉塞のリスクもある。該当製品をお持ちの方は直ちに使用を中止し、購入店舗へ返品して全額返金を受けることが推奨される。日本国内ではFromm製品の正規流通は限定的だが、個人輸入で購入した場合は注意が必要だ。

🔗 https://www.petfoodindustry.com/safety-quality/pet-food-recalls/news/15773368/fromm-family-recalls-dog-food-for-plastic-contamination

🏷️ リコール・安全情報


2. 🏥 医療・疾病・予防

NUMELVI(アティンビシチニブ)FDA承認——犬のアレルギー性皮膚炎に世界初の第2世代JAK阻害薬

📅 2026.02.25

米FDAは2026年2月25日、Merck Animal Health社の新薬NUMELVI™(一般名:アティンビシチニブ)を犬のアレルギー性皮膚炎に伴うかゆみ制御の目的で承認した。NUMELVIはJAK1に対して他のJAKファミリー(JAK2・JAK3・TYK2)の10倍以上の選択性を持つ「第2世代」JAK阻害薬であり、初回投与から有意なかゆみの減少をもたらす1日1回の経口薬だ。生後6か月以上、体重2kg以上の犬に使用でき、2026年春から全米の動物病院で処方可能となる。

従来の選択肢である オクラシチニブ(アポキル)が第1世代JAK阻害薬としてJAK1以外にも作用するのに対し、NUMELVIはJAK1に高度に選択的なため副作用プロファイルの改善が期待される。犬のアレルギー性皮膚炎は全犬の10~15%に影響するとされ、飼い主と獣医師にとって新たな治療選択肢の登場は朗報だ。かゆみが続く場合はかかりつけの獣医師に相談を。

🔗 https://www.merck-animal-health.com/news-and-insights/news-releases/fda-approves-numelvi-atinvicitinib-tablets-for-dogs-from-merck-animal-health-the-first-and-only-second-generation-janus-kinase-jak-inhibitor-for-the-control-of-pruritus-associat/

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🏥 医療・疾病・予防

KBroVet(臭化カリウム)がFDA正式承認——犬の特発性てんかんに米国初の承認治療薬

📅 2026.01

米FDAは2026年1月、KBroVet(臭化カリウムチュアブル錠)に対し、犬の特発性てんかんにおけるけいれん発作の制御を適応とする正式承認を付与した。これは米国において犬の特発性てんかんに対して承認された初めての動物用医薬品であり、犬のてんかん治療における重要なマイルストーンとなる。犬全体の約5%がてんかんに罹患するとされ、これまで獣医師は ヒト用の転用薬(フェノバルビタール など)に頼らざるを得なかった。

KBroVetは1日1回の経口投与で発作を制御する。並行して、ゲルフ大学では犬の脳波(EEG)研究が、ノースカロライナ州立大学ではfMRIを用いたてんかんの根本原因の解明が進んでおり、診断・治療の両面で犬のてんかん医療は転換期を迎えている。愛犬にけいれん発作の兆候がある場合は、速やかに獣医師を受診されたい。

🔗 https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-grants-full-approval-drug-control-seizures-dogs-idiopathic-epilepsy

🏷️ 医療・疾病・予防


4. 🏥 医療・疾病・予防

犬の僧帽弁粘液腫様変性(MMVD)——オートファジー破綻で「ゾンビ細胞」が蓄積、新たな治療標的に

📅 2026.03

AKC犬健康財団(AKC CHF)が支援する最新研究で、犬の最も一般的な心臓疾患であるMMVDの病態メカニズムに新たな光が当たった。5~8歳の犬の約10%、13歳以上では約3分の1が罹患するこの疾患において、重症のMMVD犬の僧帽弁ではマクロファージ(炎症と組織修復を調節する免疫細胞)の有意な増加が確認された。さらに、オートファジー(細胞の自己浄化機構)の破綻により「老化細胞(ゾンビ細胞)」が弁内に蓄積していることが明らかになった。

これらの「ゾンビ細胞」は正常に機能しないままで周囲の組織に炎症シグナルを送り続けるため、弁の変性を加速させる。研究チームは、標的化した遺伝子介入や治療薬により老化細胞の蓄積を管理できる可能性を示唆しており、将来的にはMMVDの進行を遅延させる新薬開発につながる期待がある。シニア犬の定期的な心臓検診の重要性が改めて強調される。

🔗 https://www.akcchf.org/educational-resources/library/articles/hearts-to-heal-rethinking-canine-heart-disease-at-the-cellular-level/

🏷️ 医療・疾病・予防


5. 🧬 研究・科学

犬のがん生存率は腸内細菌叢の組成で予測可能——Oregon State大学が免疫療法との関連を実証

📅 2026.02.18

Oregon State大学の研究チームが、犬のがん患者における腸内細菌叢の組成と免疫療法への反応・生存期間の関連を世界で初めて実証した。Veterinary Oncology誌に掲載された臨床試験では、骨がんや血管肉腫など多様な悪性腫瘍を持つ51頭の犬にがんワクチン(がん細胞の増殖・分裂を指令する2つのタンパク質をブロックする免疫療法)を投与。生存期間と関連する11種類の特定の細菌が同定され、うち4種は長期生存と正の相関、7種は短期生存と負の相関を示した。

従来の化学療法では1年生存率が約35%であったのに対し、ワクチン接種犬では約65%に上昇し、一部の犬は通常の予後(6~9か月)を大幅に超える2年以上の生存を達成した。将来的には治療開始前の腸内細菌叢スワブ検査で治療効果を予測し、プロバイオティクスなどで腸内環境を最適化してから免疫療法を行う「個別化医療」への道が開かれる。

🔗 https://news.oregonstate.edu/news/early-study-connects-dogs%E2%80%99-cancer-survival-which-microorganisms-live-their-gut

🏷️ 研究・科学


6. 🐕 犬学

犬の家畜化は15,800年前に遡る——Nature誌の大規模古代DNA研究が定説の5,000年以上覆す

📅 2026.03.25

Nature誌に2026年3月25日付で掲載された大規模古代DNA研究により、犬の家畜化の最古の遺伝学的証拠が従来の定説よりも5,000年以上遡ることが明らかになった。オックスフォード大学、UCL、フランシス・クリック研究所、自然史博物館の国際共同チームが、15,800~14,300年前のオオカミ様化石のDNA解析を実施。トルコのプナルバシュ遺跡(約15,800年前)、英国のゴフ洞窟(約14,300年前)に加え、ドイツ・イタリア・スイスの遺跡からも古代犬が確認され、14,000年前にはすでにヨーロッパ・トルコ全域に犬が広く分布していたことが判明した。

とりわけ興味深いのは、トルコでは人間が犬に魚を与えていた食糞跡迹が骨の化学分析から示されたこと、英国ゴフ洞窟では犬の臼歯がヒトの遺体と同様の方法で丁寧に処理されていたことだ。犬と人間の絆の起源は、これまで考えられていたよりもはるかに古く深いものであることが科学的に裏付けられた。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41586-026-10112-7

🏷️ 犬学


7. 🐕 犬学

遺伝子検査は犬の外見を予測できるが行動は予測できない——PNAS特集が犬種ステレオタイプに科学的警鐘

📅 2026

米国科学アカデミー紀要(PNAS)の「犬の家畜化・移動・行動の遺伝学」特集号に掲載された研究により、現在ペットオーナー向けに販売されている犬の遺伝子検査は、体高・脚の長さ・耳の形状などの外見的特徴については強い予測力を持つ一方、行動や性格の予測精度は極めて低いことが示された。犬の行動は多遺伝子性(ポリジェニック)かつ環境要因の影響が大きく、少数の遺伝的バリアントから正確に予測することは原理的に困難だという。

この知見は、「犬種=行動」という根強いステレオタイプに科学的に反論するものだ。同特集ではさらに、犬とオオカミの遺伝子流動、犬の近交の歴史、犬の行動とヒトの精神疾患関連遺伝子の共通性なども報告されており、犬の遺伝学は学際的研究分野として急速に成熟している。犬の行動は犬種だけで決まるものではなく、個体の環境・経験・社会化が大きく影響することを飼い主は理解しておきたい。

🔗 https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2421752122

🏷️ 犬学


8. 🍖 栄養・食事・サプリ

手作りドッグフードの94%が栄養的に不完全——Dog Aging Project大規模調査で判明

📅 2026

Dog Aging Projectが43,517件のオンライン調査データを基に実施した大規模研究で、飼い主が自宅で調理する手作りドッグフードの栄養的完全性を評価した。分析対象となった1,726件の手作りレシピのうち、米国National Research Council(NRC)の推奨栄養基準をすべて満たしたものはわずか6%に過ぎず、94%が1つ以上の必須栄養素が不足していた。多くのレシピでは3種類以上の栄養素が欠如しており、コリン・鉄・亜鉛・チアミン(ビタミンB1)・ビタミンE・マンガンが特に不足しがちな栄養素として挙げられた。

手作り食への関心が高まる中、この研究結果は飼い主に重要な注意を促している。手作り食を与える場合は、必ず獣医栄養学の専門家が処方したレシピを使用し、必要なサプリメントを適切に添加することが不可欠だ。インターネット上の一般的なレシピは栄養バランスの面でリスクが高い。愛犬の食事に不安がある場合は、獣医師や獣医栄養士に相談されたい。

🔗 https://www.avma.org/news/how-dog-owner-feeding-choices-correlate-nutritional-health-outcomes

🏷️ 栄養・食事・サプリ


💡 今日のワンポイント

愛犬のアレルギー性皮膚炎やてんかんに、2026年に入って新しいFDA承認薬が続々と登場しています。治療の選択肢が広がることは大きな朗報ですが、最適な治療法は犬によって異なります。気になる症状があれば、まずはかかりつけの獣医師にご相談を。



🐱 猫ニュース — 2026.04.06

本日 5件

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1. 🏥 医療・疾病・予防

ジェネリック版セフォベシン(Convenia後発品)がFDA承認——猫と犬の皮膚感染症治療に低コストの新選択肢

📅 2026.03

米FDAは、猫および犬の皮膚感染症(膿疱・創傷を含む)の治療を適応とするジェネリック版セフォベシンナトリウム注射液を承認した。本剤は2008年にZoetis社が承認を取得した先発品Convenia と同一の有効成分を含む第3世代セファロスポリン系抗生物質で、1回の皮下注射で14日間の薬効が持続するため、毎日の経口投薬が困難な猫に特に有用とされてきた。ジェネリック版の登場により、動物病院における薬剤コストの低減が期待される。

猫の皮膚感染症はケンカによる咬傷・膿疱が代表的で、特に屋外アクセスのある猫で発生頻度が高い。セフォベシンは特定の細菌株に対して効果があるが、すべての感染症に適応があるわけではないため、獣医師による適切な細菌培養検査と感受性試験が重要だ。耐性菌の問題もあり、抗生物質は獣医師の指導のもと適正に使用されるべきである。

🔗 https://www.dvm360.com/view/new-generic-drug-for-skin-infections-is-approved-by-the-fda

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🏥 医療・疾病・予防

猫のアレルギー性喘息にアレルゲン特異的免疫療法——67%が完全寛解しステロイド離脱に成功

📅 2025

猫のアレルギー性喘息に対するアレルゲン特異的免疫療法(ASIT)の臨床成績が注目を集めている。自然発症の喘息猫12頭を対象とした研究では、ASIT治療を受けた猫の67%(8頭)が完全寛解を達成し、長期にわたるステロイド投与からの離脱に成功した。残りの33%も部分的な改善が認められた。また、実験的に感作された猫を対象とした鼻腔内ラッシュ免疫療法の評価では、治療群の全頭で臨床症状が完全に消失した。

猫の喘息は全猫の1~5%に影響するとされ、従来の治療はグルココルチコイド(ステロイド)による長期的な抗炎症療法が中心だった。しかし、ステロイドの長期使用は糖尿病や免疫抑制などの副作用リスクを伴う。ASITはアレルギーの根本原因にアプローチする「疾患修飾療法」として、ステロイド依存からの脱却に道を開く可能性がある。愛猫に咳・呼吸困難・喘鳴がある場合は獣医師への相談が推奨される。

🔗 https://nextmune.com/vet/blog-news/allergen-specific-immunotherapy-asit-a-disease-modifying-option-for-feline-atopic-syndrome

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🧬 研究・科学

猫の甲状腺機能亢進症:甲状腺摘出術はメチマゾールより長期生存率が有意に高い——日本発の比較研究

📅 2024.11

Journal of the American Veterinary Medical Association(JAVMA)に掲載された日本のプライマリケア動物病院からの研究で、猫の甲状腺機能亢進症の2大治療法——外科的甲状腺摘出術と薬物療法(メチマゾール)——の長期生存率を比較した結果、甲状腺摘出術群で統計的に有意な生存期間の延長が認められた。甲状腺摘出術は治療後に薬の継続投与が不要となるため、薬物療法への毎日のコンプライアンス(服薬遵守)が難しい猫や飼い主にとって有力な選択肢となる。

甲状腺機能亢進症は中高齢猫で最も一般的な内分泌疾患の1つであり、体重減少・多飲多尿・活動性亢進などの症状を引き起こす。日本では放射性ヨウ素療法(ゴールドスタンダードとされる)の実施施設が限られるため、外科療法の有効性を示すこの研究は日本の臨床現場にとって特に意義深い。治療法の選択は個々の猫の状態により異なるため、かかりつけの獣医師との十分な相談が重要だ。

🔗 https://avmajournals.avma.org/view/journals/javma/262/11/javma.24.01.0057.xml

🏷️ 研究・科学


4. 🐱 猫学

猫のゴロゴロ音は「声紋」——個体識別精度84.6%、鳴き声よりも安定した個体マーカーであることが判明

📅 2025.12

ベルリン自然史博物館とナポリ・フェデリコII世大学の共同研究チームが、Scientific Reports誌に発表した研究で、猫のゴロゴロ音(パー)が鳴き声(ミャオ)よりも安定した個体識別マーカーであることを実証した。14頭の飼い猫から276のミャオ音、21頭から557のゴロゴロ音を収集し、ヒトの音声分析技術を応用して解析。その結果、ゴロゴロ音による個体分類精度は84.6%に達し、ミャオ音を有意に上回った。

研究では、家畜化により猫のミャオ音は野生猫と比べて音響的に多様化し、状況に応じて柔軟に変化する「コミュニケーションツール」に進化した一方、ゴロゴロ音はリズミカルで均一なパターンを保ち、個体に固有の「声の指紋」として機能していることが示された。つまり、猫は鳴き声で「何を伝えるか」を調整し、ゴロゴロ音で「自分が誰か」を示しているのかもしれない。日々のゴロゴロに、もう少し耳を傾けてみてはいかが。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41598-025-31536-7

🏷️ 猫学


5. 🏥 医療・疾病・予防

UC Davis:FIPコロナウイルスが従来の想定より広範な免疫細胞に感染——Long COVID研究にも新たな知見

📅 2026.01

カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)の研究チームが、猫伝染性腹膜炎(FIP)の原因ウイルスが、これまで考えられていたよりもはるかに広範な種類の免疫細胞に感染することを発見した。従来、FIPウイルスは主にマクロファージ(1種類の免疫細胞)のみに感染すると考えられていたが、自然感染猫のリンパ節サンプルを解析したところ、抗体産生を担うB リンパ球や感染細胞の排除を担うT リンパ球にもウイルスが侵入し、活発に増殖していることが確認された。

さらに重要なのは、抗ウイルス療法で猫が臨床的に回復した後も、長寿命の免疫細胞内にウイルスの痕跡が残存していたことだ。この「潜伏感染」の発見は、治療後の再発リスクの説明に寄与するだけでなく、ヒトのLong COVIDや長期炎症性疾患のメカニズム解明にも示唆を与える。FIPは近年GS-441524等の抗ウイルス薬で治療可能になりつつあるが、ウイルスの免疫回避戦略の理解はさらなる治療改善に不可欠だ。

🔗 https://www.ucdavis.edu/health/news/cat-disease-challenges-what-scientists-thought-about-coronaviruses

🏷️ 医療・疾病・予防


💡 今日のワンポイント

猫のゴロゴロ音は単なるリラックスのサインではなく、個体に固有の「声紋」でもあります。いつもの ゴロゴロの音色やリズムを覚えておくと、体調変化にいち早く気づくヒントになるかもしれません。



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