🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.04.13

a brown dog standing on top of a dirt field

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.04.13

犬7 + 猫4 = 合計11件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.04.13

本日 7件

1. 🏥 医療・疾病・予防

AAHA、10年ぶりに犬猫がんガイドラインを全面改訂——一般開業医が腫瘍をマネジメントできる時代へ

📅 2026.01.02

米国動物病院協会(AAHA)は2026年1月2日、「2026 AAHA Oncology Guidelines for Dogs and Cats」を公開した。前回2016年版から10年ぶりの大改訂で、診断・ステージング・治療の優先順位付け・チームワークフローを最新の知見にアップデートしている。とくに注目されるのは、免疫療法(抗PD-1抗体ギルベトマブ、ELIAS養子細胞療法など)やチガノール・チグレートなどの新薬が正式に治療選択肢として組み込まれた点だ。

がんは10歳以上の犬の50%、猫の約30%が罹患する最大の死因であり、もはや腫瘍専門医だけの領域ではない。新ガイドラインは、一般開業医が日常診療でがんを検出・ステージング・管理できるよう実用的なツールを提供しており、化学療法の安全管理や緩和ケア、飼い主とのコミュニケーションまで網羅している。かかりつけ獣医に最新ガイドラインを確認してもらうことが、早期発見・早期治療の鍵になる。

🔗 https://www.aaha.org/resources/2026-aaha-oncology-guidelines-for-dogs-and-cats/

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🏥 医療・疾病・予防

Loyal社の犬寿命延長薬LOY-002、FDAの安全性審査を通過——史上最大の獣医臨床試験が前進

📅 2026.04.11

バイオテクノロジー企業Loyalが開発中の犬の寿命延長薬LOY-002について、FDA(米食品医薬品局)が条件付き承認申請の「標的動物安全性(TAS)」セクションを承認した。これで市場投入に必要な3つの主要技術セクションのうち2つが受理されたことになる。LOY-002は、加齢に伴う代謝機能障害を標的とする処方薬で、10歳以上・体重6.4kg以上の犬に1回1回投与する経口錠剤だ。

LOY-002の有効性を検証する「STAY試験」は、全国72の動物病院で1,300頭の犬が参加する獣医療史上最大規模の無作為化二重盲検プラセボ対照試験である。Loyal社はFDAの条件付き承認パスウェイ(安全性を満たしつつ有効性の最終データを収集中に発売可能にする仕組み)を活用しており、承認されれば犬の老化を科学的に遅らせる初の処方薬となる可能性がある。愛犬のエイジングケアに関心がある飼い主は、今後の動向に注目しておきたい。

🔗 https://fortune.com/2026/04/11/dog-lifespan-longevity-loyal-drug-fda/

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🏥 医療・疾病・予防

犬のベクター媒介性疾患に「新たな予防戦略」が必要——気候変動でダニ・蚊の分布が激変

📅 2026.03

獣医寄生虫学の世界的権威であるDantas-TorresとOtrantoが、Parasites & Vectors誌(2026年)に「犬のベクター媒介性疾患:変わりゆく世界は獣医師に新たな予防戦略を求める」と題した論説を発表した。気候変動、人と動物の移動増加、都市拡大、土地利用の変化により、ダニ・蚊・サシチョウバエなどのベクター(媒介節足動物)とそれが運ぶ病原体の分布が世界中で変化しているという。

著者らは、忌避剤と速効性殺虫剤の組み合わせが依然として第一選択であるとしつつも、地域の社会経済的状況に応じた予防戦略のカスタマイズと、伝播阻止ワクチンのさらなる研究が不可欠であると提言している。日本でもマダニ媒介感染症(SFTS等)のリスクが拡大傾向にあり、犬の散歩コースや予防薬の選択を獣医師と相談する重要性が高まっている。

🔗 https://link.springer.com/article/10.1186/s13071-026-07331-2

🏷️ 医療・疾病・予防


4. 🧬 研究・科学

犬の血管肉腫にeBAT標的療法——6ヶ月生存率が50%から70%へ大幅改善

📅 2026.02

ミネソタ大学の研究チームが開発した「eBAT(EGF-bispecific angiotoxin)」が、犬の脾臓血管肉腫の治療成績を劇的に改善させていることが報告された。eBAT は血管肉腫を発生・増殖させる幹細胞を標的とする分子標的薬で、パイロット試験(23頭)では6ヶ月生存率が従来の50%から約70%に上昇し、1年生存率は15%から約40%に跳ね上がった。さらに特許取得済みの血液検査により、血流中の血管肉腫細胞を早期に検出する診断法も開発されている。

血管肉腫は犬に多い致死性の高い悪性腫瘍で、診断時にはすでに転移している場合が多く、標準治療(外科+化学療法)でも中央生存期間は約6ヶ月にとどまる。eBAT+血液検査の組み合わせは「早期発見+標的治療」という新たなパラダイムを提示しており、今後の大規模臨床試験の結果が注目される。ゴールデンレトリーバーやラブラドール等血管肉腫のリスクが高い犬種の飼い主は、定期的な超音波検査を獣医師に相談するとよい。

🔗 https://twin-cities.umn.edu/news-events/new-treatment-pathway

🏷️ 研究・科学


5. 🧬 研究・科学

犬を飼うシニアの87%が「生きがいを感じる」一方、31%が経済的負担を実感——ミシガン大の全米調査

📅 2026.02.24

ミシガン大学の「National Poll on Healthy Aging」が、50〜80歳のペット飼い主を対象に大規模調査を実施した。その結果、87%が「ペットは生きがいを与えてくれる」、72%が「人生を楽しめる」「人とつながれる」、66%が「ストレスが減る」、64%が「愛されていると感じる」と回答し、コンパニオンアニマルが高齢者の心身の健康に大きな恩恵をもたらしていることが示された。

一方で、飼育費用が家計を圧迫していると感じる飼い主の割合は、2018年の18%から最新調査の31%へと急上昇した。とくに世帯収入6万ドル未満の層、障害のある方、自己評価で心身の健康状態が低い方に経済的ストレスが集中している。ペットの健康維持コストが年々上昇するなか、ペット保険の検討や自治体の低コスト医療プログラムの活用など、長期的な経済計画が重要になっている。

🔗 https://www.michiganmedicine.org/health-lab/pets-can-help-older-adults-health-and-well-being-may-strain-budgets-too

🏷️ 研究・科学


6. 🧬 研究・科学

43犬種の大規模系譜解析——交配の歴史にかかわらず生殖細胞の変異率は安定

📅 2026.01

Genome Biology誌(2026年)に発表された研究で、43犬種にわたる大規模な拡張系譜解析が行われ、集中的な選択的交配を経てもなお、犬の生殖細胞変異率(de novo mutation rate)が犬種間で安定していることが明らかになった。さらに、母犬特異的なMLH1遺伝子p.D375N変異がゲルムラインの超変異を引き起こす事例が犬で初めて報告された。また、CpGアイランドにおける変異率上昇がPRDM9非依存的な組換えに起因することも示された。

この発見は、犬のゲノム進化と疾患リスクの理解を大きく前進させる。犬種固有の遺伝病の発生メカニズムの解明にもつながり、将来的にはブリーダーの交配戦略や遺伝子スクリーニングの改善に役立つ可能性がある。犬を迎える際に遺伝子検査を行うことの意義が、ますます科学的に裏付けられている。

🔗 https://link.springer.com/article/10.1186/s13059-025-03804-2

🏷️ 研究・科学


7. 🧬 研究・科学

47,000頭のCBD使用犬を追跡——攻撃性は時間とともに低下するという意外な結果

📅 2025.11.28

Dog Aging Projectの年次調査データ(2019〜2023年)をもとに、CBDサプリメントを投与されている犬47,355頭を分析した大規模疫学研究がScienceDailyで報告された。研究によると、CBD使用犬は使用開始時点ではCBD非使用犬と比較して攻撃性スコアが高かったが、複数年にわたりCBDを継続投与された犬では、時間の経過とともに攻撃性が有意に低下していた。

この結果は、CBDが攻撃性を直接低減するのか、それとも攻撃性の高い犬にCBDが多く処方されるバイアスなのか、因果関係の解釈には慎重を要する。しかし47,000頭超という規模のデータから得られた知見は、今後のCBD臨床研究の方向性を示す重要な基盤となる。CBDサプリは日本では規制が異なるため、使用を検討する場合は必ず獣医師に相談してほしい。

🔗 https://www.sciencedaily.com/releases/2025/11/251128050506.htm

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント

がんの早期発見、ダニ予防、エイジングケアなど、犬の健康管理は「かかりつけ獣医との定期的なコミュニケーション」が基盤です。新しいガイドラインや研究成果が次々と登場する今こそ、年に2回の健康診断を習慣にしましょう。


🐱 猫ニュース — 2026.04.13

本日 4件

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1. 🥩 栄養・食事・サプリ

猫の食べ残しは「嗅いの飽き」が原因——岩手大学が3年間の研究で世界初の実証

📅 2026.04.08

岩手大学の宮崎雅雄教授らの研究チームが、猫がフードを食べ残す行動のメカニズムを世界で初めて実験的に解明した。2023年1月から2026年2月にかけて3〜15歳の雑種猫12頭を対象に実施した実験で、同じフードを繰り返し与えると食べる量が徐々に減少する一方、別の種類のフードを与えると食欲が回復することが確認された。これは「嗅い依存的な馴化と脱馴化」によるもので、満腹感だけでなく嗅覚が猫の摂食動機を強く制御していることを示す初のエビデンスだ。

宮崎教授は「食欲が落ちた病気の猫の食事に新しい嗅いを加えることで、食欲と食事量の回復に役立てられる可能性がある」と述べている。高齢猫や闘病中の猫の栄養管理において、フードのローテーションや少量の別フードの添加(トッピング)が科学的に支持される結果となった。愛猫の食欲が落ちたとき、まずはフードの「嗅いの変化」を試してみる価値がある。

🔗 https://phys.org/news/2026-04-cats-fullness.html

🏷️ 栄養・食事・サプリ


2. 🏥 医療・疾病・予防

猫の口腔扁平上皮癌に加速放射線+カルボプラチン——トセラニブ併用群で舌腫瘍の無増悪期間が延長

📅 2026.04.01

Journal of Feline Medicine and Surgery(JFMS)に掲載された後ろ向き研究で、猫の口腔扁平上皮癌(OSCC)に対する加速放射線療法+カルボプラチン同時投与の長期成績が報告された。2011年から2023年の治療例を分析した結果、全体の中央生存期間は164日であった。注目すべきは、舌の腫瘍に対してトセラニブ(パラディア)を追加した群では、無増悪期間の中央値が142日と、トセラニブ非使用群の104日から有意に延長していた点だ。

OSCCは猫の口腔がんの中で最も多く、予後が厳しいがんの一つである。今回の結果は、腫瘍の部位(とくに舌)によっては分子標的薬トセラニブの上乗せ効果が期待できることを示唆している。猫の口内に腫れやしこり、よだれの増加、食欲低下が見られた場合は早期に獣医師を受診し、必要であればオンコロジー(腫瘍科)専門医への紹介を相談してほしい。

🔗 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11970090/

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🧬 研究・科学

猫の飼い主の人獣共通感染症リテラシーに大きなギャップ——SNS情報依存の実態が浮き彫りに

📅 2026.03

Frontiers in Digital Health誌(2026年)に、ブラジル・リオデジャネイロ首都圏の犬猫飼い主を対象とした横断研究が発表された。2025年3〜10月に行われたこの調査では、人獣共通感染症(ズーノーシス)の感染経路・予防法・治療法について「十分な知識がある」と判定されたのは回答者の約21%にとどまった。一方、84%が「前向きな態度」を持っていたが、適切な実践を行っていたのは約30%に過ぎなかった。情報源としては48%が「SNS」を挙げており、獣医師からの直接指導に頼る飼い主は少数派であった。

この結果は、飼い主に正確な獣医学情報を届けるデジタルヘルス教育の重要性を示している。日本でも猫から人に感染しうる疾患(トキソプラズマ症、猫ひっかき病、皮膚糸状菌症など)のリスクは存在する。かかりつけ獣医師に予防接種や駆虫の最新スケジュールを定期的に確認し、SNS情報を鵜呑みにしない姿勢が大切だ。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/digital-health/articles/10.3389/fdgth.2026.1746563/full

🏷️ 研究・科学


4. 🐱 猫学

猫のヘッドバンティングを再現するロボットが人間のストレスを有意に軽減——筑波大学が開発

📅 2025.12.25

筑波大学の研究チームが、猫が人や物に頭をこすりつける「ヘッドバンティング」行動を模倣するロボットを開発し、22名の被験者実験でストレス軽減効果を実証した。研究はACM Transactions on Human-Robot Interaction誌に掲載された。ロボットは可変剛性機構を搭載した頸部を持ち、ワイヤーテンションで首の硬さをリアルタイムに調整でき、40秒間のバンティング動作後、被験者の「緊張感」スコアが有意に低下した。

猫のバンティング行動は、もともとフェロモンを付着させるマーキングと愛着表現の両面を持つとされている。本研究は、その触覚的な特性をロボット工学に応用した世界初の試みであり、猫を飼えない高齢者施設や病院での癒しデバイスとしての応用が期待される。「猫の行動が人間の心を癒す」という知見が、テクノロジーの形で社会実装されつつある。

🔗 https://dl.acm.org/doi/10.1145/3700600

🏷️ 猫学


💡 今日のワンポイント

猫の食欲が落ちたら、いつもの「フードに少し違う嗅いのトッピングを加えてみましょう。岩手大学の研究が示すように、猫は「嗅いの新鮮さ」で食欲を取り戻します。


毎朝7時配信

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