🐾 犬・猫ニュースまとめ|2026年4月22日

🐾 犬・猫ニュースまとめ

2026年4月22日配信|犬8件・猫5件


🐕 犬のニュース

AKC Canine Health Foundation、老齢犬研究プログラムを始動──CCDS初診断ガイドライン発表

📅 2026.04.21

AKC Canine Health Foundation(AKC CHF)が老齢犬に特化した専門研究プログラムを正式に立ち上げた。その柱となるのが、世界の獣医神経科医・行動科医・放射線科医らが策定した犬認知機能不全症候群(CCDS)の初の診断・モニタリングガイドラインで、JAVMAに掲載された。また、IGF-1ホルモンと犬認知症リスクとの関連を検証する研究(Arizona大/Dr. Evan MacLean)も初期プロジェクトとして採択されており、犬の老齢医学が一段と加速しそうだ。

🔗 https://www.globenewswire.com/news-release/2026/04/21/3278032/0/en/…

🏥 医療・疾病・予防


愛犬への「愛情」が寄生虫予防の盲点に──Zoetis豪州調査

📅 2026.04

Zoetisオーストラリアが全国犬オーナー調査を実施。86%が「健康管理は愛情表現の一つ」と答えながら、約3人に1人が愛犬の寄生虫感染経験を持つという矛盾が明らかに。ノミ感染経験53%・マダニ48%が最多。「症状が出るまで対処しない」オーナーが13%もおり、フィラリアやインナーウォームへの自信はさらに低い。寄生虫の種類によって予防意識に大きなギャップがあることが示された。日本でも耳が痛いデータだ。

🔗 https://www.miragenews.com/research-finds-dog-owners-overlook-parasite-1659251/

🏥 医療・疾病・予防


犬の骨関節症、最早期の骨変化をマイクロCTで捕捉──RVCが新バイオマーカー発見

📅 2026.04

英・王立獣医大学(RVC)の研究チームが高解像度マイクロCT解析により、変形性骨関節症(OA)の最も初期段階から大腿骨頭内部の骨構造が予測可能なパターンで変化することを初めて実証した。関節軟骨直下の緻密骨は進行とともに段階的に多孔質化し、軽症・重症の判別が可能。この知見は犬とヒト双方に適用されており、将来的に非侵襲的な臨床スキャンによる超早期診断につながる可能性がある。

🔗 https://mrcvs.co.uk/en/news/24900/Research-identifies-biomarkers-of-osteoarthritis-in-dogs

🔬 研究・科学


シニア犬の健康寿命を延ばす新薬、臨床試験スタート──11歳ホイペットが一番乗り

📅 2026.04

Loyalの開発する健康寿命延長薬の新たな臨床試験に、11歳のホイペット「Boo」が参加し話題を呼んでいる。この薬は加齢性代謝機能不全をターゲットとし、14lbs(約6.4kg)以上・高齢犬を対象とする。FDAは関連薬(LOY-002)について「有効性の合理的期待」を示す条件付き承認審査を受理しており、2026年中には獣医師処方が実現する見込みだ。長生きする犬が増える時代に、「元気に長生き」を科学で支援する動きが加速している。

🔗 https://www.dvm360.com/view/a-clinical-trial-is-launched-for-a-novel-drug-that-could-extend-healthy-lifespan-in-senior-dogs

🏥 医療・疾病・予防


Zoetis、ケンネルコフ対応の新規注射型ワクチン「Vanguard Recombishield」発売

📅 2026.04

Zoetisが8週齢以上の犬向けに、ボルデテラ菌(ケンネルコフ原因菌)を対象とした注射型ワクチン「Vanguard Recombishield」を米国市場で発売した。パータクチンタンパクを含有する唯一の犬用ワクチンとして免疫応答を最適化。試験では咳の持続時間80%減・鼻腔排菌期間23%減を達成。600頭超を対象とした安全性試験でも副作用は1%未満と良好だ。アジュバントフリーの組換え型技術で接種時の疼痛・腫れを最小限に抑えている。

🔗 https://www.dvm360.com/view/new-vaccine-is-launched-to-protect-dogs-against-kennel-cough

🏥 医療・疾病・予防


K9s For Warriors 設立15周年──PTSDの退役軍人4名にサービスドッグを贈る

📅 2026.04

非営利団体「K9s For Warriors」が設立15周年を迎え、4月にテキサス州エルパソでEndeavors Health & Wellness Centerと連携した特別イベントを開催。PTSDを抱える退役軍人4名にサービスドッグをペアリングする。創設以来、700頭以上のサービスドッグを退役軍人に提供してきた同団体は、犬と人の絆が精神的回復に果たす役割を体現している。

🔗 https://www.dvm360.com/view/nonprofit-celebrates-15-years-of-pairing-service-dogs-with-military-veterans

🐾 犬学


Bark Busters 2026年版 全米犬行動分析:「攻撃性」相談が最多、子犬件数も急増

📅 2026.03

Bark Busters Home Dog Trainingが約5万件のトレーニング相談を分析した2026年版「全米犬行動分析」を公開。「攻撃性・反応性」が相談件数カテゴリー首位を占め、その多くは恐怖・過剰刺激・不安・欲求不満に根ざしており「攻撃性」と誤解されやすいという。子犬の相談が相当数を占め、早期トレーニングへの意識が高まっている。報酬ベーストレーニングが現在の圧倒的主流であり、服従心・不安軽減・絆強化を同時に改善することも改めて確認された。

🔗 https://www.barkbusters.com/news/2026-national-dog-behavior-analysis

🧠 トレーニング・行動科学


犬との触れ合いがヒトの脳に刻む固有の「神経パターン」──EEG研究

📅 2026

Frontiers in Human Neuroscienceに掲載された2026年のEEG研究によると、本物の犬との交流時のみ、アルファ波抑制(注意の高まり)・シータ波抑制(感情的覚醒)・ベータ波変調(認知処理)の組み合わせが確認された。植物や犬の模型との比較実験(被験者内クロスオーバー設計)ではこの特徴的なパターンは現れなかった。人犬の絆が人間の神経系に固有の影響を与えることを客観的に示す知見であり、アニマルアシステッド・セラピー(AAT)の科学的根拠として注目される。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/human-neuroscience/articles/10.3389/fnhum.2026.1731796/full

🔬 研究・科学


🐈 猫のニュース

ネコのがんとヒトのがんは驚くほど似ていり──Science誌が大規模ゲノム地図を発表

📅 2026.02.19

コーネル大学を含む国際研究チームが、5か国493匹のネコのがん組織サンプルから13種の腫瘍タイプを解析したゲノム地図をScienceに発表。ネコで最も多い変異遺伝子はTP53(33%)で、ヒトのがんでも34%と酷似。乳がん関連のFBXW7遺伝子はネコ乳腺癌の過半数で変異しており、ヒトと同様に予後不良と関連する。環境・ライフスタイルの共有からネコはヒトより優れたがんモデルになり得ると著者たちは指摘する。

🔗 https://www.science.org/doi/10.1126/science.ady6651

🔬 研究・科学


ネコのストレスサインを人間は読めるか──1,950人の判定実験

📅 2026

Scientific Reportsに掲載された研究が、1,950人の参加者にリラックス・緊張・恐怖の3状態のネコ動画12本を判定させた。視覚的手がかり(顔の表情・姿勢・尾の位置)からの感情状態識別を検証したところ、女性および過去のネコ飼育経験者が有意に高い精度を示した。ネコのボディランゲージ教育が飼い主・獣医師・動物保護スタッフのウェルフェア対応力を大きく向上させる可能性が示唆されている。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41598-026-44812-x

🐱 猫学


ネコは飼い主の匂いをちゃんと覚えていり──鼻孔の側性化も確認

📅 2025.05.28

東京農業大学のMiyairi et al.がPLOS Oneに発表した研究によると、飼い猫30匹は飼い主の匂いと見知らぬ人の匂いを明確に区別できることがわかった。見知らぬ人の匂いをより長く嗅ぐ行動でそれが示され、最初は右鼻孔で、なじんでから左鼻孔へ移行するという「嗅覚の側性化」も観察された。オスのネコでは、繰り返し嗅ぐ行動の頻度が性格スコアと相関することも判明。嗅覚を介した人猫関係の仕組みに迫る研究だ。

🔗 https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0324016

🐱 猫学


「ネコは社会的でない」という思い込みがネコの現実を変えてしまう──AVMA報告

📅 2026.01

2026年VMX(米国獣医学エキスポ)でDr. Udellが「人間の思い込みがネコの行動を形作る」というテーマを講演。ネコを「本質的に非社会的」と思い込む飼い主ほど早期に関わりを諦め、それがネコの社会性を実際に低下させるという「期待バイアス」の悪循環が指摘された。実際、ネコの社会性は環境・資源・初期発達経験に大きく左右される「随意的社会性」であり、イヌとの比較で見劣りするのは研究の遅れが一因だと主張している。

🔗 https://www.avma.org/news/human-beliefs-influence-cat-reality

🐱 猫学


屋外猫は夏に活動量が跳ね上がる──室内猫・実験猫との3群比較研究

📅 2026.04.01

MDPI「Pets」誌に掲載された研究が、室内猫・自由屋外猫・実験猫の3群を首輪型加速度計と機械学習モデルで行動比較。8種の行動を夏冬で分析したところ、自由屋外猫は夏に活動量が顕著に増加し、室内猫・実験猫を大幅に上回った。冬は3群の差が縮まる傾向。室内飼育猫の活動量不足が肥満・退屈・ストレスにつながりやすいことを示す具体的データであり、猫の運動環境充実を考えるうえで参考になる。

🔗 https://www.mdpi.com/2813-9372/3/2/17

🐱 猫学


毎朝7時配信

コメントをどうぞ