🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.05.15

A happy corgi dog lying on grass with a toy.

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.05.15

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.05.15

本日 4件

1. ⚠️ リコール・安全情報

Farmina、人気の「N&D トロピカルセレクション」ドッグフードを表示ミスで自主回収——成分パネルに「サーモン」と「ラム」の食い違い、米国で8,000袋超が対象

📅 2026.03.25

イタリアの大手プレミアムフードメーカーFarmina Pet Foodsが、2026年3月25日付で「Farmina N&D Tropical Selection Salmon, Spelt, Oats and Tropical Fruits Recipe Dog Food(サーモン・スペルト小麦・オーツ麦・トロピカルフルーツ)」を自主回収しました。対象は22ポンド(約10kg)入りで8,000袋を超え、FDAのエンフォースメント・レポートによれば回収理由は「ラベルの表示ミス」。パッケージ前面は「サーモン」を主原料とうたっているのに対し、裏面の原材料パネルには「ラム(羊肉)」が記載されており、両者が食い違っていたことが問題とされました。FDAはこの回収を3段階で最も軽い「クラスIII(重篤な健康被害が起きる可能性は低い)」に分類しています。

クラスIII回収は公的なプレスリリースが義務付けられないため、飼い主が気づきにくいのが難点です。表示ミスとはいえ、食物アレルギーを持つ犬にとっては「サーモンだと思って与えたフードに実はラムが入っていた」事態になりかねず、原材料を厳密に管理している家庭では見過ごせません。Farminaは日本国内でも正規輸入されている人気ブランドのため、N&Dシリーズを与えている方は購入したロットの原産国・賞味期限を確認し、不安があれば購入店や輸入代理店に問い合わせることをおすすめします。アレルギー症状(皮膚のかゆみ、消化器症状など)が出た場合はかかりつけの獣医師に相談してください。

🔗 https://truthaboutpetfood.com/two-recent-unannounced-pet-food-recalls/

🏷️ リコール・安全情報


2. 🏥 医療・疾病・予防

犬の「健康寿命を延ばす薬」LOY-002、FDAの有効性審査で大きな節目を通過——2026年内の発売へ、シニア犬向け1日1回の経口薬

📅 2026.04.11

サンフランシスコのバイオ企業Loyalが開発するシニア犬向け健康寿命延長薬「LOY-002」が、FDA承認プロセスで重要なマイルストーンを通過しました。LOY-002は体重14ポンド(約6.4kg)以上のシニア犬を対象とした1日1回の経口錠剤で、老化の根本要因のひとつ「代謝機能不全」をターゲットとし、カロリー制限と同等の生物学的効果を、実際に食事量を減らさせることなく実現するという仕組みです。同薬は「有効性に合理的な期待が持てる(reasonable expectation of effectiveness)」というFDAの評価を得た初の健康寿命延長薬となり、最終承認が下りれば2026年内の市場投入が見込まれています。

裏付けとなるのは「STAY試験」と呼ばれる大規模臨床試験で、全米72の動物病院で1,300頭の犬を登録し、少なくとも5年間追跡する獣医療史上最大規模のランダム化二重盲検プラセボ対照試験です。「犬の寿命を延ばす薬」というコンセプトには期待が集まる一方、長期安全性や本当に健康寿命(フレイルの少ない期間)が延びるのかは今後のデータ蓄積を待つ必要があります。現時点では未承認薬であり、シニア犬の健康維持はまず体重管理・適切な運動・定期健診が基本です。新薬の動向に関心がある場合も、導入の可否は必ずかかりつけの獣医師と相談してください。

🔗 https://fortune.com/2026/04/11/dog-lifespan-longevity-loyal-drug-fda/

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🥩 栄養・食事・サプリ

「カリカリ(押出成形キブル)vs 低加工フード」を23頭でガチ比較——低加工食は食後血糖の上昇がゆるやか、便の状態と腸内細菌の多様性も改善(Frontiers Vet Sci 2026年)

📅 2026.04.10

ドライフード(押出成形キブル)と、近年市場に登場した「低加工(マイルドに加熱調理した)フード」が犬の体にどう違う影響を与えるのかを、ランダム化クロスオーバー試験で直接比較した研究がFrontiers in Veterinary Scienceに掲載されました。健康な家庭犬24頭(最終的に23頭が完了)を対象に、まず1週間は普段のフードを与え、その後「低加工食(MPD)」と「押出成形キブル食(EKD)」をそれぞれ2週間ずつ、順番を入れ替えて給与。食前・食後の血液と、1頭あたり12回分の便サンプルを解析しました。その結果、低加工食では便の状態スコアが有意に改善し(p=0.005)、食欲調節ホルモンであるGIP・PYYが低下、食後の血糖上昇(曲線下面積)もキブル食より有意に小さくなりました(p=0.009)。

腸内細菌叢でも「与えるフードの種類」が個体差を超える最大の規定因子となり、低加工食のほうが細菌の多様性(αダイバーシティ)が高く、フード切り替え後の腸内細菌の入れ替わりも大きいことが分かりました。ヒトでは「超加工食品」と慢性疾患の関連が指摘されており、犬でも同様のリスクが懸念されていますが、本研究は短期間の検証であり「キブルが悪い」と即断はできません。栄養的にはどちらも「総合栄養食」として完成された製品です。低加工フードへの切り替えを検討する場合は、消化器症状や体重変化を見ながら徐々に行い、コスト・保存性も含めてかかりつけの獣医師と相談しながら判断するとよいでしょう。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1734572/full

🏷️ 栄養・食事・サプリ


4. 🏋️ トレーニング・行動科学

「一緒に遊ぶ」ことが愛犬との絆を最も強くする——トレーニングよりも“遊び”が飼い主と犬の関係性の質を左右する(Royal Society Open Science 2026年)

📅 2026.04.22

スウェーデン・リンショーピング大学の研究チームが、飼い主と犬のさまざまな関わり方のうち「どの行動が両者の関係性の質をもっとも高めるか」を分析した研究を、2026年4月22日付でRoyal Society Open Scienceに発表しました。研究では飼い主と犬の相互作用を遊び・トレーニング・世話・身体的接触などに分類して比較。その結果、一緒に遊ぶ「プレイ・インタラクション」が、トレーニングなど他の関わり方よりも犬と飼い主の関係性の質に強く結びついていることが示されました。遊びは信頼関係や社会的な絆を育む土台として、これまで考えられていた以上に重要な役割を果たしている可能性があります。

「しつけをしっかりやらなければ」というプレッシャーを感じている飼い主は多いものですが、この研究は「毎日の何気ない遊びの時間」こそが犬との関係づくりの核心であることを科学的に裏づけました。引っ張りっこ、ボール遊び、かくれんぼなど、犬が心から楽しめる遊びを日課に取り入れることは、絆を深めるだけでなく運動不足やストレスの解消にもつながります。重要なのは「犬が主導権を感じられる」「無理に勝ち負けを押し付けない」遊び方をすること。トレーニングと遊びは対立するものではなく、遊びの中に学びを織り込む発想で、愛犬との時間をより豊かにしてみてください。

🔗 https://medibio.tiisys.com/180562/

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント(犬)

今日のニュースを貫くのは「日々の選択が、犬の体と心を少しずつ形づくる」というテーマです。フードのラベルを確認する習慣、加工度を意識した食事選び、そして毎日の遊びの時間——どれも特別なことではありませんが、その積み重ねが愛犬の健康寿命と幸福度を支えます。新薬や新しいフードの情報は気になりますが、まずは「いま家庭でできる基本」を大切に。


🐱 猫ニュース — 2026.05.15

本日 2件

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1. 🏥 医療・疾病・予防

猫の慢性腎臓病治療薬「FeliAIM」、ついに農林水産省へ承認申請——1年生存率80〜83%(無治療は20%)、年内の実用化も視野に

📅 2026.04.20

猫の死因の上位を占め、15歳以上の8割が罹患するともいわれる慢性腎臓病(CKD)。その治療を一変させる可能性がある新薬「FeliAIM(フェリエイム)」について、開発元のAIM医学研究所(元東京大学教授・宮崎徹氏が代表)が、2026年4月に農林水産省への医薬品承認申請を行う段階に到達しました。FeliAIMの主成分は「AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)」というタンパク質で、体内の老廃物を免疫細胞が除去する“掃除システム”を助ける働きを持ちます。猫は遺伝的にこのAIMが機能しにくく、腎臓に老廃物がたまりやすい——という宮崎氏らの長年の研究成果が、ついに製品化の最終段階を迎えました。

臨床試験では、進行した(ステージ3)の猫に2週間ごとに数回投与したところ、病気の進行が止まり全身状態が改善。1年生存率は治療群で80〜83%に達し、無治療の対照群(約20%)と劇的な差が出たと報告されています。順調に進めば2026年内の実用化も視野に入ります。ただし現時点ではまだ承認前であり、市販はされていません。すでに腎臓病と診断された猫、あるいはシニア期に入った猫は、これまで通り定期的な血液・尿検査と療法食・水分管理が基本です。新薬の登場に過度な期待を寄せすぎず、最新の動向はかかりつけの獣医師と確認しながら、いま出来るケアを着実に続けることが大切です。

🔗 https://phys.org/news/2026-04-japan-startup-cat-kidney-disease.html

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🧬 研究・科学

猫に触れずに呼吸数を測る——LIXIL・電気通信大・東京農工大が「ミリ波センサー」共同研究、誤差率2.7%の高精度を実証

📅 2026.04.06

LIXIL、電気通信大学の孫光鎬准教授、東京農工大学の田中綾教授の三者が、「ミリ波センサーを用いた猫の呼吸計測精度に関する共同研究」の成果を2026年4月6日に発表しました。2024年11月から2025年3月にかけて実施された本研究では、電波を使って体表のわずかな動きを捉える「ミリ波センサー」が、猫に一切触れることなく呼吸数を高精度に計測できることを検証。高精度レーザー計測器との比較で、平均絶対誤差率(MAPE)はわずか2.7%という結果を記録しました。この成果をもとに、LIXILは非接触型の猫ヘルスケアデバイス「neamo(ニアモ)」を製品化しています。

猫は不調を隠す動物として知られ、特に呼吸数の増加は心臓病(猫に多い肥大型心筋症など)や呼吸器疾患の重要なサインですが、神経質な猫では飼い主が安静時にカウントするのも一苦労です。ミリ波センサーなら猫が眠っている間も自然な状態で継続的にモニタリングでき、「いつもより呼吸が速い」という変化を早期に拾える可能性があります。在宅での見守り技術が進めば、動物病院に行くべきタイミングの判断材料が増え、早期受診につながります。とはいえ機器の数値はあくまで参考であり、気になる変化があれば早めに獣医師の診察を受けることが、愛猫の命を守る一番の近道です。

🔗 https://newsroom.lixil.com/ja/2026040601

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント(猫)

今日の2本は、どちらも「猫の不調を、もっと早く・もっと正確に捉える」という方向性で共通しています。腎臓病の新薬も、非接触の呼吸センサーも、目指すところは“手遅れになる前に気づける猫医療”。テクノロジーや新薬は心強い味方ですが、その土台になるのは飼い主さんの日々の観察です。食欲・飲水量・トイレの回数・呼吸の様子——いつもの様子を知っているからこそ、小さな変化に気づけます。


毎朝7時配信

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