🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.05.26

A dog runs through a grassy field with a stick.

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.05.26

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.05.26

本日 4件

1. ⚠️ リコール・安全情報

Young Again「Core Health ドッグフード(中〜大型犬・子犬用)」をサルモネラ陽性で全米自主回収——10ポンド/25ポンドの2サイズが対象、賞味期限2026年10月28日

📅 2026.02.18

米ミネソタ州ステイシーのPretty Bird International社は、ドライフード「Young Again Pet Food Core Health Dog Food(Medium-Large Dog & Puppy Formula)」を、定例検査でサルモネラ菌の推定陽性反応が出たため自主回収すると2026年2月18日に発表しました。対象は10ポンド(UPC 7-16432-92570)と25ポンド(UPC 7-16432-92574)の2サイズで、いずれも賞味期限「2026年10月28日(Best-by Oct. 28, 2026)」の製品。回収量は合計約4,375ポンド(約1,985kg)で、流通は全米に及びます。現時点で関連する健康被害(人・犬とも)の報告はありませんが、サルモネラはペットだけでなく、フードを扱った人にも下痢・発熱・腹痛などを引き起こす人獣共通感染症です。

この製品は日本の一般流通には乗っておらず、主に個人輸入・並行輸入で入手するケースに限られますが、海外通販で購入した方は賞味期限とUPCを確認してください。該当ロットを持っている場合は給与を中止し、フードに触れた手・食器・保管場所をよく洗浄しましょう。とくに乳幼児・高齢者・免疫が低下している同居家族がいる家庭は、ドライフードであっても素手で大量に扱わない、与えた後は石けんで手洗いするといった基本対策が有効です。返金・交換はメーカー(1-800-319-8977)またはyoungagainpetfood.comの問い合わせフォームで受け付けています。

🔗 https://www.petfoodindustry.com/safety-quality/pet-food-recalls/news/15819622/young-again-dog-food-recalled-over-salmonella-concern

🏷️ リコール・安全情報


2. 🏥 医療・疾病・予防

フィラリア(犬糸状虫)治療に「非ヒ素系」という第二の選択肢——モキシデクチン+ドキシサイクリン、シェルター犬30頭で経口群90%が抗原陰性化(day270)

📅 2026.03.15

犬のフィラリア症(犬糸状虫症)の成虫駆除は長年、ヒ素化合物メラルソミンの3回投与(米国フィラリア協会=AHS推奨プロトコル)が標準でした。これに対し、ヒ素を使わないモキシデクチン+ドキシサイクリン併用法の有効性を検証する動きが進んでいます。シェルター犬30頭を経口・スポット(滴下)・注射の3群に分けた試験(Parasites & Vectors)では、投与270日後にフィラリア抗原が陰性化した割合が経口モキシデクチン群で90%、注射群80%、滴下群60%に達しました。さらに2026年には、非ヒ素系(モキシデクチン+ドキシサイクリン)プロトコルを対象とする系統的レビュー/メタ解析も公表され、複数試験を横断したエビデンスが整理されつつあります。

主任研究者のTa-Li Lu獣医師(2025年ACVIMフォーラムで発表)は「AHSの優れたプロトコルはあるが、第二の選択肢が必要だ。モキシデクチン+ドキシサイクリンは有望」と述べています。メラルソミン注射は痛みや費用、入手難の問題があり、ヒ素を使わない緩除な駆除法は、保護犬や注射が難しい犬の選択肢として期待されます。ただし非ヒ素系は駆除に長い月数を要し、その間の運動制限や定期的な抗原検査が前提です。フィラリアは日本でも蚊の活動期に感染リスクが高い身近な病気——予防薬の通年・適期投与が最善であることに変わりはありません。治療法の選択は必ずかかりつけ獣医師と相談してください。

🔗 https://www.dvm360.com/view/new-treatment-shows-promise-for-treating-heartworm-disease

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🥩 栄養・食事・サプリ

「手作り食レシピの94%が栄養不足」——テキサスA&M大がDog Aging Projectの1,726レシピを分析、完全栄養を満たす可能性があったのはわずか6%

📅 2025.11.21

テキサスA&M大学獣医学部の研究チームは、Dog Aging Projectに参加する飼い主から提供された1,726件の手作りドッグフード・レシピを、材料と調理法に基づいて栄養学的に分析しました(American Journal of Veterinary Research、2025年11月21日公表)。その結果、栄養的に「完全」である可能性があったのはわずか6%にとどまり、残る約94%は何らかの必須栄養素が不足していました。とくにカルシウムとリンのバランスの乱れが目立ち、骨の発育異常や腎臓への負担につながりうると指摘されています。手作り食は新鮮さや嗜好性で人気が高い一方、AAFCO等の総合栄養基準を満たすレシピ設計は想像以上に難しいことが、大規模データで裏づけられた形です。

手作り食そのものを否定する研究ではありません。要点は「レシピの根拠」と「長期給与の前提」です。インターネットや書籍のレシピの多くは栄養計算が不十分で、長期間それだけを与えると慢性的な欠乏・過剰を招く恐れがあります。手作り食を主食にしたい場合は、獣医栄養学の専門家(獣医栄養学ディプロマ等)にレシピ設計を依頼し、ビタミン・ミネラルのサプリで不足を補うのが安全です。市販の総合栄養食をベースに手作りトッピングを足す方法なら、栄養バランスを大きく崩さずに「手作りの満足感」を取り入れられます。気になる症状があれば早めにかかりつけ獣医師へ。

🔗 https://vetmed.tamu.edu/news/press-releases/homemade-dog-diets/

🏷️ 栄養・食事・サプリ


4. 🐕 犬学

ゴールデン・レトリバー1,300頭のゲノム解析で「犬と人は同じ遺伝子で性格が決まる」——攻撃性のPTPN1はヒトの知能・うつと、しつけやすさのROMO1はヒトの知能・情動感受性と共通(ケンブリッジ大/PNAS)

📅 2025.11

英ケンブリッジ大学のEleanor Raffan博士らは、ゴールデン・レトリバー1,300頭のゲノムを解析し、飼い主への詳細なアンケートで評価した行動特性(しつけやすさ、活動量、見知らぬ人への恐怖、ほかの犬への攻撃性など)と照合しました(PNAS掲載)。その結果、これらの行動の背景にある複数の遺伝子を特定。さらにヒトの大規模ゲノム研究と比較したところ、見つかった遺伝子のうち12個が、ヒトの行動特性や情動にも関わる遺伝子と重なっていたのです。たとえばほかの犬への攻撃性に関連する「PTPN1」は、ヒトでは知能やうつと関連し、しつけやすさに関わる「ROMO1」は、ヒトでは知能や情動感受性と結びついていました。

この発見は、犬の行動が「育て方」だけでなく持って生まれた遺伝的素因にも左右されること、そして犬と人が感情や行動の生物学的ルーツを共有していることを示しています。飼い主にとっては、愛犬の「怖がり」「興奮しやすい」といった気質を性格の欠点ではなく個体差として理解する助けになります。同時に、犬は精神疾患や行動の遺伝研究の優れたモデル動物にもなりうるという、One Health(人と動物の健康の橋渡し)の観点でも重要な成果です。気質に起因する問題行動は遺伝だからと諦めず、行動診療科の獣医師やドッグトレーナーと相談しながら、その子に合った環境調整・トレーニングで改善を目指せます。

🔗 https://www.cam.ac.uk/research/news/golden-retriever-and-human-behaviours-are-driven-by-same-genes

🏷️ 犬学


💡 今日のワンポイント(犬)

手作り食レシピの9割超が栄養不足という研究は、「愛情=栄養充足」ではないことを思い出させてくれます。手作りでもフィラリア予防でも、自己流の前にまず一次情報と獣医師の確認を。回収フードのチェックと併せて、フードまわりの「根拠の確認」を習慣にしましょう。


🐱 猫ニュース — 2026.05.26

本日 2件

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1. 🏥 医療・疾病・予防

見過ごされがちな「猫の変形性関節症」と、月1回注射ソレンシア(フルネベトマブ)——2026年のJVIM安全性解析が実臨床データを公表

📅 2026.01

変形性関節症(OA)は犬の病気と思われがちですが、実は12歳以上の猫の大多数がレントゲンでOA変化を示すといわれ、シニア猫の隠れた痛みの大きな原因です。猫は痛みを隠すのが上手で、「高い所に登らなくなった」「毛づくろいが減った」「触られるのを嫌がる」といった生活の変化として現れるため、見過ごされやすいのが実情です。こうした猫のOA疼痛に対し、神経成長因子(NGF)を標的とするモノクローナル抗体「ソレンシア(フルネベトマブ)」が月1回の皮下注射で使えるようになっています。NGFを阻害して痛みのシグナルを抑える仕組みで、肝臓・腎臓・消化管に負担をかけにくく、多くの猫で1〜2週間以内に改善がみられると報告されています。

2026年のJournal of Veterinary Internal Medicine(40巻1号)には、米FDAの動物用医薬品有害事象データベースを用いた不均衡分析(disproportionality analysis)による実臨床での安全性プロファイル解析が掲載されました。有効性は確立されている一方、市販後の実環境での安全性データはまだ限られており、報告された有害事象として嘔吐や注射部位の痛みなどが挙げられています。ソレンシアは日本でもゾエティスから猫用OA疼痛治療薬として提供されており、シニア猫の「最近元気がない・動きが鈍い」を加齢のせいと決めつけず、痛みのサインとして獣医師に相談する価値があります。投与の可否や継続は、必ずかかりつけの獣医師と相談してください。

🔗 https://academic.oup.com/jvim/article/40/1/aalag003/8472806

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🔬 研究・科学

「猫のストレスサイン、見抜けていますか?」——1,950人が12本の猫動画を判定、正解率は低水準、女性・飼育経験者ほど読み取りが上手(Scientific Reports 2026)

📅 2026.03.24

猫の表情・姿勢・しっぽの位置といった視覚的ボディランゲージから、人がどれだけ猫のストレス状態を見抜けるかを調べた研究が、Scientific Reportsに2026年3月24日付で発表されました。1,950人の参加者が、「リラックス」「緊張」「恐怖」の3つの状態を示す猫の動画12本を視聴し、それぞれの状態を判定。結果、正解率は偶然(33%)を上回ったものの全体に低く、視覚的な手がかりだけで猫のストレスを正確に読み取るのは人にとって難しいことが明らかになりました。さらに、読み取りの精度を左右したのは猫側ではなく「観察者側の特性」で、女性、そして猫の飼育経験がある人ほど正答率が高く、加齢とともにわずかに精度が下がる傾向もみられました。

この結果は、猫の福祉(ウェルフェア)にとって重要な示唆を含んでいます。猫は不調やストレスを隠す動物であり、しかも飼い主側がそのサインを取りこぼしやすい——だからこそ、ストレスサインの「学習」が役立つということです。耳を伏せる、体を縮める、しっぽを巻き込む、瞳孔が開く、特定の場所に隠れる、といった具体的なサインを知っておくと、来客・通院・引っ越しなどのストレス場面で猫の負担に早く気づけます。日々の観察に加え、環境の変化時には隠れ場所や高い場所を用意し、フェリウェイなどの環境調整も検討を。気になる行動の変化が続く場合は、病気が隠れている可能性もあるため獣医師に相談しましょう。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41598-026-44812-x

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント(猫)

猫は痛みもストレスも「隠す」名人。OAの痛みも心のストレスも、サインは生活の小さな変化に出ます。「最近ちょっと様子が違う」を見逃さないことが、猫の快適さを守る第一歩です。


毎朝7時配信

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