🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.06.30

medium-coated brown dog during daytime

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.06.30

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.06.30

本日 4件

1. ⚠️ リコール・安全情報

子犬用ミルク(ミルクリプレーサー)にビタミンD異常で自主回収——米Revival社、新生子犬向け製品で「過不足」両方を確認

📅 2026.04.17

米アイオワ州のRevival Animal Healthが、子犬用ミルクリプレーサー「Breeder's Edge Foster Care Canine」「Shelter's Choice Canine」、および山羊ミルク系の「Foster Care GM」製品を自主回収すると発表した。社内調査でビタミンD含量にばらつきが見つかり、規定より低いロットと高いロットの両方が確認されたためだ。犬ではビタミンDの過剰摂取により嘔吐・食欲不振・多飲多尿・よだれ・体重減少が起こり、極端な高用量では腎機能障害につながる恐れがある。

対象は母乳が飲めない新生子犬や孤児子犬という、栄養トラブルにきわめて弱い集団である点が深刻だ。日本の農林水産消費安全技術センター(FAMIC)も2026年4月21日にこの米国情報を掲載しており、個人輸入などで該当製品を使っている繁殖家・保護活動者は確認したい。ビタミンDは「不足も過剰も害になる」典型的な栄養素で、子犬への代用乳は必ず用途・ロットを確認し、不安があれば獣医師に相談してほしい。

🔗 https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/revival-animal-health-llc-voluntarily-recalls-canine-and-gm-milk-replacers-due-low-or-elevated

🏷️ リコール・安全情報


2. 🥩 栄養・食事・サプリ

「グレインフリーは心臓に悪い」説に新データ——健康な犬60頭を18か月追跡、炭水化物源の違いで心機能に差は出ず

📅 2025.07

Journal of Animal Science誌に、犬のドッグフードの炭水化物源と心臓の健康を18か月にわたり追跡した無作為化・並行群間・二重盲検試験が発表された(Morrisら、第103巻)。健康な成犬60頭を、ポテト+エンドウのグレインフリー食、エンドウ+エンドウ繊維入りの穀物含有食、エンドウ・ポテトを含まない穀物含有食、ポテト主体のグレインフリー食の4群に分け、6・12・18か月時点で心エコー指標、血中・尿中タウリン、心筋トロポニンI、NT-proBNPを測定した。その結果、どの群でも拡張型心筋症(DCM)を示唆する心機能の変化は認められず、タウリン状態も食事による影響を受けなかった。

これは2018年に米FDAが出した「豆類・ポテトを多用する“ブティック系”グレインフリー食と、好発犬種以外でのDCM発症との関連」という警告を、長期の前向き試験で検証した数少ない研究だ。ただし2026年には著名な循環器・タウリン研究者からこの研究デザインを批判する書簡も出ており、論争は続いている。重要なのは「穀物の有無」だけで良し悪しを決めず、AAFCO/FEDIAF基準を満たす総合栄養食を選ぶこと。すでに心疾患のある犬や好発犬種では、食事変更の前にかかりつけ獣医師に相談してほしい。

🔗 https://academic.oup.com/jas/article/doi/10.1093/jas/skaf225/8196486

🏷️ 栄養・食事・サプリ


3. 🏥 医療・疾病・予防

関節に「放射性微粒子」を一回注射——犬の肘関節症に錫-117m治療、最長1年の鎮痛と高い安全性をJAVMAが総説

📅 2026.01.07

米国獣医師会誌JAVMAに、錫-117m(Sn-117m)を用いた放射線滑膜切除術(ラジオシノビオルテーシス、製品名Synovetin OA)の総説が掲載された。これは関節内に放射性コロイドを1回注射する治療で、炎症を起こした滑膜のマクロファージが微粒子を取り込み、局所的な放射線で線維化を促して炎症と関節液の貯留を抑える仕組みだ。錫-117mは獣医用に実用化された初のラジオシノビオルテーシス薬で、早期〜中等度の肘関節症の犬44頭を対象とした用量設定試験では全用量群で改善がみられ、中用量がもっとも高く持続的な効果(犬用簡易疼痛評価BPIで判定)を示した。臨床例では鎮痛効果が最長1年続いたと報告されている。

毎日の内服NSAIDsや抗NGF抗体注射が中心だった犬の変形性関節症に、「年に1回前後の関節内注射」という新たな選択肢が加わる意義は大きい。総説では獣医療スタッフや飼い主への放射線被曝も連邦基準を大きく下回ると確認された。すべての犬・すべての関節に使えるわけではなく、適応や実施可能な施設は限られるため、関節炎で長期に痛み止めを使っている犬では治療の選択肢としてかかりつけ獣医師に相談する価値がある。

🔗 https://avmajournals.avma.org/view/journals/javma/264/5/javma.25.08.0564.xml

🏷️ 医療・疾病・予防


4. 🥩 栄養・食事・サプリ

ダイエット食は「低脂肪」か「低炭水化物」か——犬の減量で満腹ホルモンと筋肉量に違い、2026年の総説

📅 2026.02

Frontiers in Veterinary Science誌の2026年の総説・論考が、犬の減量における食事戦略を整理した。低脂肪食は除脂肪体(筋肉)量をより多く保ちやすい一方、低炭水化物食は満腹感の面で利点を示し、空腹ホルモンであるグレリンの分泌を抑えたまま、食後の満腹ホルモンPYYを高める傾向がみられた。つまり「どちらが優れているか」ではなく、筋肉の維持を重視するか満腹感を重視するかで使い分ける余地があるということだ。

同時に、現実の減量がいかに難しいかも示されている。米国の専門栄養チームに紹介された肥満犬では、週あたりの減量ペースが目標に届かなかった例が64%にのぼり、飼い主の45%が食事・運動の指導を守れていなかった。肥満は関節炎や糖尿病、寿命短縮の温床になるため、「とにかくフードを減らす」のではなく、必要な栄養素を確保しながら計画的に体重を落とすことが大切だ。減量食の選択やペース設定は、体格・持病に応じてかかりつけ獣医師と相談しながら進めてほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1822501/full

🏷️ 栄養・食事・サプリ


💡 今日のワンポイント

ビタミンDも炭水化物も「多ければよい・少なければよい」という単純な話ではなく、犬にとっては“ちょうどよい量”がいちばん大切です。フード選びで迷ったら、流行のキーワードより「総合栄養食の基準を満たしているか」「うちの子の年齢・体格・持病に合っているか」を軸に、かかりつけ獣医師と一緒に選んであげてください。


🐱 猫ニュース — 2026.06.30

本日 2件

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1. ⚠️ リコール・安全情報

「Meow Mix」「ピュリナ キャットチャウ」など大規模リコール——倉庫にネズミ・鳥のふん、サルモネラ等のリスクで全製品回収

📅 2026.02

米Gold Star Distribution社が、同社施設で保管していたFDA規制対象製品をすべて回収すると発表した。対象は医薬品・医療機器・化粧品・人用食品からペットフードまで20以上のSKUに及び、猫関連では「Meow Mix」「ピュリナ ドッグ&キャットチャウ」「Tidy Cats(猫砂)」などが含まれる。FDAの査察で、これらを保管していた区域にネズミのふん・尿、鳥のふんといった「不衛生な状態」が見つかったことが理由で、サルモネラ症やレプトスピラ症のリスクが指摘されている。

該当製品は米ノースダコタ・ミネソタ・インディアナの小売店に流通した。発表時点で健康被害の報告はないが、消費者には該当品を廃棄して返金を受けるよう呼びかけられている。これは先日報じられたGO Raw社のビタミンB1(チアミン)不足によるリコールとは別件で、「製品そのもの」ではなく「保管環境の汚染」が原因という点が特徴だ。並行輸入品を含め、対象ブランドを与えている場合はロットを確認し、開封後にカビ臭や異物が見られるフードは与えないようにしたい。

🔗 https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/gold-star-distribution-inc-issues-recall-certain-fda-regulated-products-three-states-including-drugs

🏷️ リコール・安全情報


2. 🥩 栄養・食事・サプリ

慢性腎臓病は「早期から療法食」が効く——猫1430頭の大規模解析、進行を遅らせ生存も延長(JAVMA 2026)

📅 2026.05

米国獣医師会誌JAVMAに、早期の慢性腎臓病(CKD)の猫に対する療法食(腎臓ケア食)の効果を検証した大規模な後ろ向き研究が掲載された(JAVMA 第264巻5号)。米国・カナダの動物病院の診療記録データベースから、IRISステージ1〜2の早期CKDと診断された猫1430頭を抽出し、療法食を継続して与えられた839頭と、それ以外の食事だった591頭を比較した。その結果、療法食群はより進行したステージへ移行するまでの時間がおよそ1年遅く、診断後3年以内の全死亡リスクも約30%低かった。

これまで腎臓療法食は「進行した腎臓病で使うもの」というイメージが強かったが、本研究は「診断されたら早めに切り替える」ことの価値を、大きなサンプル数の実臨床データで裏づけた点に意義がある。腎臓病は猫の高齢期に非常に多く、初期は症状が乏しいため健診での早期発見が鍵になる。療法食はリンやタンパク質の調整など設計が特殊なので、自己判断ではなく、血液・尿検査でステージを確認したうえでかかりつけ獣医師と相談して導入してほしい。

🔗 https://avmajournals.avma.org/view/journals/javma/264/5/javma.25.10.0665.xml

🏷️ 栄養・食事・サプリ


💡 今日のワンポイント

猫の慢性腎臓病は「気づいたときには進んでいる」ことが多い病気です。シニア期(7歳以降)に入ったら、年1〜2回の血液・尿検査で腎臓の数値(SDMAやクレアチニン)をチェックし、早期に見つけて早めに食事ケアを始めることが、元気な時間を延ばす近道になります。

毎朝7時配信

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