🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.01

brown short coated large dog during daytime

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.01

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.07.01

本日 4件

1. ⚠️ リコール・安全情報

生食ドッグフード「Raaw Energy」がリステリア菌汚染でリコール拡大、全製造停止に

📅 2026.05.22

米FDAは、生肉ベースの冷凍ドッグフードを販売するRaaw Energy社が、リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)汚染の可能性を理由にリコールを拡大したと公表しました。対象は2025年7月17日〜12月23日に製造された全製品と、2026年3月31日製造のBeef and Turkey Medleyで、Beef and Chicken、Salmon、Chicken Medleyなど50種類以上に及びます。きっかけは消費者からの「犬が体調を崩した」との苦情で、ニュージャージー州農務省が採取した未開封サンプルからリステリア菌が検出されました。同社は2026年5月21日付で全ドッグフードの製造を一時停止し、病原体検査システムを導入すると発表しています。

リステリア菌は犬が無症状の保菌者となり、糞便や唾液を介してヒトに感染を広げる恐れがあり、汚染フードを扱った手や食器・調理台を介した接触感染にも注意が必要です。妊婦・高齢者・免疫低下者では髄膜炎や流産など重篤化のリスクがあります。本製品は米国北東部9州(CT, DE, MA, MD, NH, NJ, NY, PA, VA)で対面受け渡し販売された商品で日本への正規流通は確認されていませんが、生食(ローフード)を与えている飼い主は製造日コードを必ず確認し、該当品は密閉して廃棄してください。生食を扱う際の手洗い・器具の洗浄を徹底し、愛犬に下痢・発熱・元気消失などが見られたら獣医師に相談しましょう。

🔗 https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/raaw-energy-expands-recall-dog-food-because-listeria-monocytogenes-health-risk

🏷️ リコール・安全情報


2. 🏋️ トレーニング・行動科学

「落ち着いた出発と帰宅」が子犬の留守番ストレスを和らげる — 英RVC研究

📅 2025.11.24

英国の王立獣医大学(RVC)とDogs Trustの共同研究チームは、飼い主の何気ない行動が子犬の分離関連行動(SRB:留守番中の吠え・鳴き・破壊・排泄など)の予防に役立つことを示しました。研究では子犬を迎える前の飼い主34人を募り、「一般的な飼育アドバイス(対照)」「落ち着いた出発・帰宅の指導」「段階的なひとり慣らしの指導」「全部の組み合わせ」の4群に無作為に振り分け、生後6か月までの4時点で留守番の様子を撮影・行動評価しました。SRBは犬の約50%に見られる一般的な福祉問題で、重症例では飼育放棄や安楽死につながることもあります。論文はJournal of Veterinary Behavior誌83巻(52–68頁)に掲載されました。

結果、出発と帰宅を穏やかに行い、外出前に運動させ、おもちゃやおやつを与えるよう指導された飼い主の子犬は、留守番中に静かに休む時間が長く、よりリラックスしていました。段階的にひとり慣らしをした子犬は、リップリッキング(口をなめる)やあくび、入口を見つめるといった不安のサインが少なかった一方、テレビやラジオをつけたままだと不安サインが増え、食べる・遊ぶといった前向きな行動が減ったという結果も得られました。筆頭著者のFiona Dale博士は「私たちが落ち着いていれば、子犬も落ち着く」と述べています。愛犬の留守番に問題が疑われる場合は、かかりつけの獣医師や認定された行動カウンセラーに相談してください。

🔗 https://www.rvc.ac.uk/research/facilities-and-resources/animal-welfare-science-and-ethics/news/keep-calm-and-carry-on-new-study-from-the-rvc-offers-clues-for-how-to-ease-puppy-separation-stress

🏷️ トレーニング・行動科学


3. 🐕 犬学

「天才的な言葉学習犬」は飼い主の会話を立ち聞きして新しい単語を覚える — Science誌

📅 2026.01.26

ウィーン獣医大学・エトヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)のShany Dror博士らが学術誌Scienceに発表した研究で、ごく一部の「天才的な言葉学習犬(Gifted Word Learner)」が、飼い主同士の会話を立ち聞きするだけで物の名前(ラベル)を覚えられることが示されました。対象は、約200個のおもちゃの名前を覚えるカナダのボーダー・コリー「Miso」など、訓練なしで自然に単語を習得する稀な能力を持つ犬たち。実験では飼い主が犬に話しかけず、人間同士のやり取りの中で新しいラベルを導入する「立ち聞き条件」を設定し、単語と物が同時に示されなくても犬が両者を結びつけられるかを検証しました。

その結果、これらの犬は生後18〜23か月のヒトの幼児と同等の水準で、立ち聞きによって新しい単語を学習できることが分かりました。第三者のやり取りを盗み聞きして言葉を覚える能力は、これまでヒト特有とされてきたもので、ヒト以外の動物で確認されたのは画期的です。一方、豊富な語彙を持たない一般的な家庭犬で同様の実験を行ったところ、偶然以上の成績を示した犬はおらず、この能力は「天才的な言葉学習犬」に限られる可能性が示唆されました。論文はDOI: 10.1126/science.adq5474として公開されています。

🔗 https://www.eurekalert.org/news-releases/1111486

🏷️ 犬学


4. 🧬 研究・科学

犬の最古の遺伝的証拠を欧州・トルコで発見、家畜化は氷河期へ5000年さかのぼる — Nature誌

📅 2026.03.25

オックスフォード大学などの研究チームがNature誌に発表した研究で、犬の存在を示す最古の遺伝的証拠が特定されました。後期旧石器時代(約1万6000〜1万4000年前)の遺跡から出土した骨の全ゲノムを解読した結果、これまでの遺伝的記録(約1万900年前)を5000年さかのぼることが判明。トルコのPınarbaşı遺跡(約1万5800年前)、英国のGough’s Cave(約1万4300年前)などの標本を、世界中の1000を超える現代・古代の犬とオオカミのゲノムと比較しました。

解析により、これらの骨が確かに犬のものであり、少なくとも1万4300年前にはユーラシア西部に広く分布していたことが確認されました。4000km以上離れた個体同士が驚くほど近縁だったことから、最初の犬は急速に欧州へ広がったと考えられます。これらの旧石器時代の犬は、シベリアン・ハスキーなどの北極圏犬種よりも、ボクサーやサルーキなど現代の欧州・中東犬種の祖先に近縁でした。トルコの遺跡では犬に魚を与えていた形跡や意図的な埋葬も確認され、家畜化が農耕の始まりより1万年以上前、氷河期に起きたことを示す重要な証拠となっています。

🔗 https://www.ox.ac.uk/news/2026-03-25-oldest-genetic-evidence-domestic-dogs-identified-europe-and-t-rkiye

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント

留守番も言葉の理解も、犬は飼い主の「落ち着いた態度」と「日々の語りかけ」から多くを学んでいます。


🐱 猫ニュース — 2026.07.01

本日 2件

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1. 🎾 行動・しつけ

猫の「ストレスサイン」、人はほとんど見抜けない——1950人が参加した最新研究が示す読み取りの難しさ

📅 2026.03.24

イタリア・バーリ大学の研究チームが、人が猫のストレス状態を見た目(表情・姿勢・しっぽの位置などのボディランゲージ)からどれだけ読み取れるかを調べた研究を、2026年3月24日付の学術誌Scientific Reports(オープンアクセス、第16巻 論文番号14891)に発表しました。6〜83歳の合計1950人の参加者が、「リラックス」「緊張」「恐怖」の3つの状態を示す猫の動画12本を視聴し、それぞれどの状態かを回答。正答率は偶然レベル(3択なので33%)をわずかに上回ったものの全体的に低く、見た目だけで猫のストレスを見分けるのは難しい課題であることが示されました。

注目すべきは「誰が見るか」で成績が変わった点です。女性は男性より正答率が高く(オッズ比1.30、95%信頼区間1.21〜1.38)、猫の飼育経験がある人は経験のない人より正確に読み取れていました。一方で年齢が上がるほど正答率はわずかに下がる傾向も見られました。猫はもともと単独で狩りをする動物で、群れで暮らす犬のように分かりやすい視覚的シグナルを発達させてこなかったため、サインが控えめなのだと研究チームは考察しています。耳を倒す・体を縮める・しっぽを巻き込むといった小さな変化に日頃から目を慣らしておくことが、愛猫のストレスにいち早く気づき、より良い関係を築く助けになります。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41598-026-44812-x

🏷️ トレーニング・行動科学


2. 🥩 栄養・食事・サプリ

高タンパク・低消化性炭水化物の減量食で糖尿病猫の「寛解」を後押し——肥満糖尿病猫72頭の試験

📅 2026.02.17

ロイヤルカナンの研究者ジョン・フラナガン博士(PhD)が、2026年のWestern Veterinary Conference(WVC)でdvm360のインタビューに応じ、肥満を伴う糖尿病猫向けに開発した療法食「Glycoadvanced」の臨床試験結果を紹介しました。試験ではインスリン治療歴のある肥満糖尿病猫72頭を対象に、高タンパク・低消化性炭水化物・低エネルギーで栄養素対カロリー比を高めた食事を給与。体重維持群と、カロリー制限により減量を促す群の2グループに分け、より多くの猫が糖尿病の寛解(remission)に至るかを検証しました。

減量目標は週あたり体重の0.5〜2%とし、臨床化学・血液学的指標を継続モニタリングした結果、膵炎・肝リピドーシス・ケトアシドーシスといった重篤な有害事象は認められず、観察されたのは主に軽度かつ非臨床的な低血糖にとどまりました。肥満糖尿病猫に減量プログラムを行うこと自体が前例の少ない試みであり、適切な療法食と慎重な体重管理が寛解率向上につながる可能性を示した点で意義があります。ただし糖尿病猫の食事変更・減量は低血糖などのリスクを伴うため、必ずかかりつけの獣医師の指導のもとで行ってください。なお本療法食の日本での販売状況は未確認です。

🔗 https://www.dvm360.com/view/a-nutrition-first-look-at-treating-overweight-diabetic-cats

🏷️ 栄養・食事・サプリ


💡 今日のワンポイント

猫のストレスサインは控えめで分かりにくいもの。耳・姿勢・しっぽの小さな変化に日頃から目を慣らしておきましょう。


毎朝7時配信

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