🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.15

A cute dog happily runs towards the viewer.

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.15

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.07.15

本日 4件

1. 🏥 医療・疾病・予防

犬の「あごの関節」に1.9mmの内視鏡 — UC Davisが世界初の臨床導入、これまで知られなかった病気も発見

📅 2026.06.08

犬の顎関節(TMJ)の障害は、食べる・飲む・吠えるといった日常動作に痛みや不具合をもたらすが、狭くて骨に囲まれた関節のため、これまではCTやPETでの間接的な診断に頼るしかなかった。UC Davisの獣医教育病院は、人医療で標準になっている「ナノ関節鏡(NanoScope)」を犬のTMJ診断に世界で初めて臨床導入した。わずか1.9mmのカメラを小さな切開から関節内へ挿入し、関節面や滑膜を直接観察しながら、腫瘍などの組織を生検できる。歯科口腔外科のBoaz Arzi医師らのチームが手がけ、成果は学術誌Frontiers in Veterinary Scienceに発表された。

これまでに実施した4例すべてで有意な所見が得られ、うち1例では「免疫介在性のTMJ関節炎」という、これまで犬で確認されていなかった病態が見つかった。CTでは分からなかった炎症や腫瘍を直接見て診断・生検できる意義は大きく、Arzi医師は他大学(ウィスコンシン、ペンシルベニア、コーネル)のフェローを招いた研修会も開いて普及を進めている。ただし現時点で使えるのは中〜大型犬で、猫や小型犬向けの極細スコープはまだ存在しない。愛犬が硬いものを噛みたがらない、口を開けづらそう、といったサインがあれば、あご関節の疾患も念頭に、まずはかかりつけの獣医師に相談してほしい。

🔗 https://www.vetmed.ucdavis.edu/news/nano-arthroscopy-now-use-diagnosis-jaw-joint-disorders-dogs

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🏋️ トレーニング・行動科学

「攻撃的な犬」の多くは実は“反応的”なだけ — 5万件の相談を分析、Bark Bustersが2026年版レポート

📅 2026.03.04

世界最大の訪問型ドッグトレーニング企業Bark Bustersが、米国で寄せられた約5万件の相談を分析した「2026年 全米犬行動レポート」を公表した。最も多い相談は「反応性(reactivity)」で、リードを引っ張って飛びかかる、他の犬や見知らぬ人に激しく吠える、驚くと唸る、といった行動が典型例。同社はこれらが「攻撃性」と混同されがちだが、その多くは恐怖・過剰刺激・不安・フラストレーションが原因であり、危害を加える意図を持つ本当の攻撃性はより少数だと強調している。

CEOのCarl Peterson氏は「攻撃的とラベリングされる犬の多くは、実際には感情の調整に苦しんでいる“反応的”な犬。飼い主がこの違いを理解し、一貫した明確なコミュニケーションを学べば、大半のケースは大きく改善する」と語る。レポートでは、吠え・トイレの失敗・分離不安・引っ張り・室内マナーが続く相談上位で、保護犬・新しく迎えた犬・子犬の割合も高かった。同社は電気ショックやプロングカラーに頼らない手法を掲げており、問題行動を「しつけの失敗」と決めつけず、環境や生活構造の乱れ、そして人間側の伝え方を見直すことが改善の近道になる。気になる行動があれば、罰ではなく一貫したルールと落ち着いた誘導を意識したい。

🔗 https://www.barkbusters.com/news/2026-national-dog-behavior-analysis

🏷️ トレーニング・行動科学


3. 🐕 犬学

AKCが2026年に3犬種を新公認 — ロシアン・ツヴェートナヤ・ボロンカなど、公認犬種は205に

📅 2026.01.01

米国最大の犬種登録団体AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)は、2026年1月1日付でロシアン・ツヴェートナヤ・ボロンカ、バセット・フォーヴ・ド・ブルターニュ、テディ・ルーズベルト・テリアの3犬種を新たに公認した。これで公認犬種は計205となった。ロシアン・ツヴェートナヤ・ボロンカは「ロシアの色付き愛玩犬」を意味するビション系のトイ犬で、体高は約26cm・体重7〜9ポンド。人懐こく社交的で、他の犬とも仲良くできる気質が特徴だ。1950年代のレニングラード(現サンクトペテルブルク)で、濃い被毛を持つ犬を作ろうとした愛犬家たちの手で生まれた比較的新しい犬種でもある。

バセット・フォーヴ・ド・ブルターニュは18〜19世紀のフランスで生まれた足の短い狩猟ハウンド、テディ・ルーズベルト・テリアは米国原産の活発なアーシング系テリアだ。公認は、犬種標準(スタンダード)や血統管理が整い、ドッグショーへの出場資格が得られることを意味するが、一方で人気化による安易な繁殖・購入には注意も必要だ。新しい犬種に惹かれたときこそ、その犬種本来の運動量・気質・かかりやすい病気を事前によく調べ、信頼できるブリーダーや保護団体を通じて迎えることが、犬にとっても飼い主にとっても幸せな出会いにつながる。

🔗 https://www.akc.org/expert-advice/dog-breeds/newly-recognized-breeds-2026/

🏷️ 犬学


4. 🥩 栄養・食事・サプリ

犬の腸内細菌を過去最大規模で解読 — 982の未知の菌株、89の新種を発見(ウォルサム研究所)

📅 2026.01.14

Mars傘下のウォルサム・ペットケア科学研究所が、犬の腸内細菌叢としては過去最も包括的なカタログを学術誌Microbiomeに発表した。米国と欧州の健康な犬107頭・501検体の糞便を解析し、5,753個の細菌ゲノムを再構築。そのうち982株がこれまで知られていなかった菌株で、89の新種、10の新しい属が含まれていた。さらに、健康な犬の腸内細菌の8割超を占める「中核となる240種」も特定された。研究チーム(筆頭著者はJuan Castillo-Fernandez氏)は、これらの菌が短鎖脂肪酸の産生や糖・胆汁酸の代謝でどんな役割を果たすかも機能面から地図化している。

このカタログは、栄養が腸内細菌を介して全身の健康にどう影響するかを理解するための「基盤」となり、犬種・年齢・性別・地域を問わず研究者が使える公開リソースとして提供される。犬の腸内は、人と同じく食物繊維を分解・発酵させる菌が優勢であることも改めて確認された。飼い主にとっての実用的な意味はまだ研究段階だが、将来的には「その犬の腸内細菌に合わせた食事やサプリの選択」につながる可能性がある。日々の食事は極端なブームに飛びつくより、消化の様子や便の状態を観察しながら、必要に応じて獣医師に相談して選ぶのが確実だ。

🔗 https://phys.org/news/2026-01-largest-canine-gut-microbiome-reveals.html

🏷️ 栄養・食事・サプリ



🐱 猫ニュース — 2026.07.15

本日 2件

▲ トップに戻る

1. 🏥 医療・疾病・予防

猫の腎臓病に“宿命”の終止符か — 新薬「FeliAIM」が農水省へ承認申請、年内実用化に期待

📅 2026.04.24

慢性腎臓病(CKD)は高齢猫の死因の第1位で、10歳以上の10〜22%、15歳以上では3割超が罹患するとされる。2026年4月24日、AIM医学研究所は猫用CKD治療薬「FeliAIM(フェリエイム)」の製造販売承認申請を農林水産省に行ったと発表した。AIMは宮﨑徹博士が発見した血中タンパク質で、体内のゴミ(老廃物)に結合して細胞に「掃除」の目印を付ける働きを持つ。猫は生まれつき機能するAIMをうまく作れず、腎臓に老廃物がたまりやすいことが、CKDになりやすい一因と考えられている。

自然発症のCKD猫を対象にした探索的臨床試験では、組換えAIMを投与した群の360日生存率が80〜83%に達し、未投与群の20%を大きく上回ったと報告されている。薬名は4,931人の猫好きから寄せられた1万件超の案から選ばれ、ラテン語のFelis(猫)とAIM、そしてイタリア語のFelice(幸福)にも通じる。農水省は新規性と社会的必要性の高い医薬品として迅速審査の枠組みを適用すると見られ、順調なら2026年内の実用化も視野に入る。ただし現時点ではまだ「申請」段階であり、承認・発売時期は未確定だ。愛猫のCKDは早期発見・早期の食事療法が今も基本であり、シニア期は定期的な血液・尿検査を受けることを勧めたい。

🔗 https://iamaim.jp/2026/04/24/news0424/

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🏥 医療・疾病・予防

猫の「鳥インフル(H5N1)」に備える — 組換えワクチンが感染・重症化を防ぐ効果を確認

📅 2026.01.15

高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)は近年、猫への感染が世界的に問題となっており、米国では2026年3月時点で飼い猫の確定感染が153例に達している。感染した猫から人への感染が疑われる事例も報告され、公衆衛生上の懸念が高まっている。こうしたなか、学術誌npj Vaccinesに、猫向けの新しい「組換えヘマグルチニン(H5)ワクチン」の研究成果が報告された。このワクチンを接種した猫では、H5N1に対する中和抗体が強く誘導され、ウイルスを実際に投与するチャレンジ試験でも発症・死亡・感染から守られた。

さらに、ワクチン接種によってウイルスの排出量と血中ウイルス量が大幅に減り、全身への広がりと重症化が抑えられた点も重要だ。まだ研究段階で、一般に使える猫用H5N1ワクチンは存在しないが、抗体による防御が実現可能であることを示した意義は大きい。飼い主にできる当面の対策は、猫を外に出さない(完全室内飼い)、生の鶏肉や未殺菌の生乳・生食フードを避ける、野鳥や死んだ鳥に近づけない、といった基本的な予防だ。猫に発熱・元気消失・呼吸器や神経の症状が出て鳥との接触が疑われる場合は、受診前に動物病院へ電話で相談し、感染対策を確認してから連れて行くと安心だ。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41541-025-01369-6

🏷️ 医療・疾病・予防


毎朝7時配信

コメントをどうぞ