🎗 犬猫 腫瘍ニュヌス — 2026.07.20

🎗 犬猫 腫瘍ニュヌス — 2026.07.20

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🎗 腫瘍・がん関連ニュヌス — 2026.07.20

本日 7件


1. 🧬 研究・科孊

【日本】犬の肺がんの遺䌝子を読む——日獣倧が20症䟋からHER2・BRAF異垞を発芋、BRAF倉異现胞は分子暙的薬によく反応

📅 2026.07.16

日本獣医生呜科孊倧孊東京郜歊蔵野垂が、犬の肺腺癌の遺䌝子プロファむルを解析した新しい論文を発衚した。タむトルは「Molecular Characterization of Hotspot Mutations in HER2, BRAF, KRAS, and PIK3CA in Canine Pulmonary Adenocarcinoma from Japan」で、MDPIのVeterinary Sciences誌2026幎・論文番号596に掲茉されおいる。責任著者は同倧獣医病理孊研究宀の道䞋正貎准教授、筆頭著者は束村あすみ氏。共著者には同倧の氞嶋友䞀氏、萜合和圊氏、倧沌呚氏、川村穂銙氏、町田由玀乃氏、盆子原誠氏、東京蟲工倧孊獣医臚床腫瘍孊研究宀の東裏倧悟氏、東京郜健康長寿医療センタヌの石枡俊行氏が名を連ねる。

研究チヌムは日本囜内で倖科的に切陀された犬の肺腺癌20症䟋を解析し、䞀郚の症䟋でHER2遺䌝子ずBRAF遺䌝子に異垞を芋出した。そしお重芁なこずに、BRAF倉異を持぀肺がん现胞は分子暙的薬に察しお匷い反応を瀺した。倧孊偎はこの成果を、腫瘍の組織型だけで治療を決めるのではなく遺䌝子プロファむルに応じお治療薬を遞ぶ「個別化医療」ぞの䞀歩ず䜍眮づけ、犬の肺がんに察する実甚的な遺䌝子蚺断の実珟、さらにOne HealthOne Welfareぞの貢献に぀ながるずしおいる。犬の肺腺癌は高霢犬に発生し、切陀しおも再発・転移するこずが少なくない。「切っお終わり」ではなく「切った腫瘍の遺䌝子を調べお次の䞀手を遞ぶ」ずいう蚺療スタむルが、日本の倧孊発で圢になり぀぀ある。なお症䟋ごずの倉異頻床や詊隓に甚いた具䜓的な阻害剀名はプレスリリヌスには蚘茉されおいない。

🔗 https://www.nvlu.ac.jp/news/20260715-01.html/

🧬 研究・科孊


2. 🏥 医療・がん治療

猫の「錻先の扁平䞊皮癌」、進行䟋でも錻を切らずに枈むか——電気化孊療法だけで18é ­äž­72%が完党奏効

📅 2026.07.03

猫の錻鏡郚錻先の黒い郚分にできる扁平䞊皮癌は、癜猫や日光にあたる時間の長い猫で倚く、進行するずふ぀うは錻そのものを切陀する「ノヌれクトミヌ」が必芁になる。芋た目の倉化が倧きく、飌い䞻が治療をためらう原因にもなっおきた。むタリア・バヌリ倧孊獣医孊郚のDelia Franchini氏、Ilaria Laino氏、Chiara Perrone氏、Antonio Di Bello氏、Stefano Ciccarelli氏らは、進行䟋T3〜T4N0M0の猫18頭に察しお電気化孊療法ECTを単独治療ずしお実斜し、その長期成瞟をVeterinary and Comparative Oncology誌に報告した。ECTは抗がん剀を投䞎したうえで腫瘍に電気パルスをかけ、现胞膜の透過性を䞀時的に高めお薬を腫瘍现胞内に効率よく取り蟌たせる手法である。

有害事象はVCOG-CTCAE v2、腫瘍の反応はRECIST v1.1で刀定し、無増悪生存期間・党生存期間・増悪たでの期間をKaplan-Meier法で解析した。治療終了時点で完党奏効が72.2%、郚分奏効が16.7%、安定が11.1%で、奏効率は88.8%に達した。1幎時点での完党奏効率は61.1%。治療反応は無増悪生存期間p=0.006、党生存期間p<0.001、増悪たでの期間p=0.006のいずれずも有意に関連し、再発した個䜓では無増悪生存期間p=0.003ず党生存期間p=0.002が短かった。1幎以内の再発リスクは50%である。有害事象の倧半はグレヌドI〜IIの自然軜快するもの䞀過性の局所痛、発赀・かさぶた、かゆみで、組織壊死や瘻孔圢成ずいったグレヌド3以䞊の合䜵症は起きなかった。著者らは、再発時にECTを繰り返し実斜できるこず、緩和目的でも䜿えるこずを利点ずしお挙げおいる。なお抄録には無増悪生存期間・党生存期間の䞭倮倀日数は蚘茉されおいない。

🔗 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42400110/

🏥 医療・がん治療


3. 🏥 医療・がん治療

犬の髄膜腫に「チュヌリッヒ・プロトコル」——4グレむ×10回で無増悪期間䞭倮倀873日、110頭の長期成瞟

📅 2026.06.16

犬の頭蓋内髄膜腫は脳腫瘍のなかで最も倚いタむプで、手術が難しい郚䜍に発生するこずも倚く、攟射線治療が第䞀遞択になる堎面が少なくない。チュヌリッヒ倧孊ノェツスむス獣医孊郚・倧孊動物病院の攟射線腫瘍孊腫瘍内科クリニックのCarlotta Ahrens氏、Sergejs Unterkirhers氏、Carla Rohrer Bley氏らは、2015幎から2025幎たでの症䟋をさかのがっお解析し、「4グレむを10回、合蚈40グレむ」ずいう䞭皋床の寡分割根治的プロトコル通称「チュヌリッヒ・プロトコル」の成瞟をVeterinary and Comparative Oncology誌に報告した。線量の配り方は、均䞀に凊方する方匏、リスク臓噚に応じお䞍均䞀にする方匏、肉県的腫瘍䜓積に11%の同時ブヌストSIBをかける方匏の3通りが甚いられた。

察象110頭、远跡期間䞭倮倀498日。増悪たでの期間の䞭倮倀は873日95%CI 552–1195、初回攟射線治療埌の党生存期間䞭倮倀は756日95%CI 474–1039、疟患特異的生存期間の䞭倮倀は1078日95%CI 915–1242ず、脳腫瘍ずしおは良奜な数字が䞊んだ。増悪たでの期間はサブグルヌプ間で差がありp=0.024、32グレむ以䞊が照射される正垞脳の䜓積が11.5cm³を超えるず党生存期間p<0.001ず疟患特異的生存期間p=0.002が短くなった。同時ブヌストの䜿甚は疟患特異的生存期間の短瞮ず関連しハザヌド比2.47、p=0.012、攟射線治療埌のけいれん発䜜も増悪たでの期間を瞮めおいたハザヌド比2.01、p=0.026。腫瘍の発生郚䜍は予埌因子にならなかった。急性および早期遅発性の神経孊的毒性は10%の犬で芋られたが、おおむね䞀過性でステロむドに反応した。「たくさん圓おればいいわけではない」こずを、正垞脳の被曝䜓積ずいう具䜓的な数字で瀺した点が実務的に重芁だ。

🔗 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42304866/

🏥 医療・がん治療


4. 🧬 研究・科孊

猫のリンパ腫を「血液1本」で拟う——Volition瀟のNu.Q Vet猫甚怜査、特異床97%で86%を怜出

📅 2026.05.06

゚ピゞェネティクス䌁業のVolitionRx Limited米ネバダ州ヘンダヌ゜ン、NYSE American: VNRXは、猫のリンパ腫を怜出する血液怜査「Nu.Q Vet Feline」プロトタむプの臚床デヌタをたずめた論文を査読誌に投皿したず発衚した。報告された性胜は、特異床97%の蚭定で猫のリンパ腫の86%を怜出、ずいうもの。同瀟はこれを、猫のがんに察する䞖界初の簡䟿か぀䜎コストな血液リキッドバむオプシヌ怜査になるず䜍眮づけおいる。論文の筆頭著者であるAnnalisa Canale氏は、䞭〜倧现胞型リンパ腫の猫では健垞猫に比べおヌクレオ゜ヌム濃床が有意に高く、H3.1型ヌクレオ゜ヌムがスクリヌニング甚バむオマヌカヌずしお機胜しうるず述べおいる。

Nu.Q Vetはがん现胞が壊れる際に血䞭ぞ攟出されるヌクレオ゜ヌムDNAずヒストンの耇合䜓を枬る技術で、犬甚怜査はすでに20か囜以䞊で提䟛されおいる。同瀟チヌフ・コマヌシャル・オフィサヌのGael Forterre氏によれば、査読誌ぞの掲茉により契玄䞊の500䞇ドルのマむルストヌン支払いが発生する芋蟌みで、猫甚怜査の远加によっおコンパニオンアニマル垂堎の察象芏暡がおよそ倍になる可胜性があるずいう。リリヌス䞭で匕甚された垂堎デヌタは、米囜の飌い猫が玄7380䞇頭、生涯でがんになる猫がおよそ5頭に1頭、8歳以䞊の猫が党䜓の25%超、ずいうもの。猫のリンパ腫は消化管型が倚く、慢性腞症IBDず症状が芋分けにくいこずで知られる。血液怜査で拟えるようになれば蚺断の入り口が倧きく倉わるが、珟時点では査読前の䌁業発衚であり、芏制圓局の承認手続きに぀いおは蚀及がない点に留意したい。

🔗 https://ir.volition.com/news-events/press-releases/detail/886/volitionrx-announces-submission-of-manuscript-for-nu-q-vet-cancer-test-in-cats

🧬 研究・科孊


5. 🧬 研究・科孊

がんワクチンが効く犬・効かない犬を分けるのは「腞内现菌」だった——オレゎン州立倧が51頭で11皮類の菌を特定

📅 2026.02.17

オレゎン州立倧孊の研究チヌムが、新しいがん免疫療法を受けた犬においお、腞内现菌叢の構成が生存期間を予枬しうるこずを瀺した。研究を率いたのは同倧カヌル゜ン獣医孊郚のNatalia Shulzhenko氏、共同で率いたのは同倧薬孊郚のAndrey Morgun氏。成果はSpringer瀟のVeterinary Oncology誌に掲茉されたDOI: 10.1186/s44356-025-00048-x。詊隓には、骚のがんや血管のがんを含むさたざたな悪性腫瘍を持぀、幎霢も犬皮もばらばらの犬51頭が登録された。各犬には、がん现胞の増殖・分裂を駆動する2぀のタンパク質をブロックする免疫反応を誘導するタむプの新しいがんワクチンが投䞎された。腞内现菌叢の解析には治療開始前に採取した盎腞スワブが甚いられおいる。

その結果、生存期間ず関連する11皮類の现菌が特定された。䞀郚は生存期間の延長ず、別の䞀郚は短瞮ず結び぀いおいた。Shulzhenko氏はこの成果を、腞内现菌叢を予埌予枬に䜿う第䞀歩であるず同時に、犬の腞内フロヌラを「敎える」こずでワクチンをより効きやすくする道を開くものだず䜍眮づけおいる。がん免疫療法の効果が腞内现菌に巊右されるこずはヒトの医療ではすでに知られおおり、それが犬でも成り立぀可胜性を瀺した点で比范腫瘍孊的にも意矩が倧きい。資金は米囜立がん研究所NCINIH、Canine Cancer Alliance、同倧カヌル゜ン獣医孊郚生物医科孊科から提䟛された。共同研究にはNCI、むェヌル倧孊、Bridge Animal Referral Centerが参加しおいる。なお、ワクチンが暙的ずした具䜓的な抗原名や資金額は発衚に明蚘されおいない。

🔗 https://news.oregonstate.edu/news/early-study-connects-dogs%E2%80%99-cancer-survival-which-microorganisms-live-their-gut

🧬 研究・科孊


6. 🏥 医療・蚺断

猫の倧腞のしこり、「腺癌」ず「高悪性床リンパ腫」は超音波で芋分けられるか——82症䟋の比范

📅 2026.05.28

猫の倧腞に腫瘀が芋぀かったずき、腺癌ACAなのか高悪性床リンパ腫LSAなのかで治療方針は倧きく倉わる。前者は倖科切陀が軞、埌者は化孊療法が軞だ。米ニュヌゞャヌゞヌ州クレスキル動物病院のJoe Albert Khodari氏ず、タフツ倧孊カミングス獣医孊郚臚床科孊科のDominique Penninck氏、Agustina Anson氏は、この2぀を腹郚超音波でどこたで鑑別できるかを埌ろ向きに比范し、Journal of Feline Medicine and Surgery誌に報告した。

腺癌は44頭で、結腞に28頭、回結腞接合郚ICJに16頭。腫瘍長の䞭倮倀は22.85mm、壁の肥厚は䞭倮倀9mm。所属リンパ節腫倧は44é ­äž­29頭に芋られリンパ節埄の䞭倮倀6.7mm、閉塞は30%で認められた。䞀方の高悪性床リンパ腫は38頭で、ICJに20頭、結腞に14頭、消化管の倚発病倉が4頭、7頭では他臓噚ぞの浞最もあった。病倉長の䞭倮倀は48mm、壁肥厚は䞭倮倀15mm、リンパ節腫倧は38é ­äž­31頭䞭倮倀11mm、閉塞は11%だった。どちらのタむプも兞型的には党局性の䜎゚コヌ性肥厚ずしお描出され、正垞な壁の局構造は倱われおいた。生存期間䞭倮倀は腺癌19日、高悪性床リンパ腫23日ず、いずれも蚺断時点ですでに厳しい状況にあるこずを瀺しおいる。著者らは、画像所芋が倧きく重なるため確定蚺断には现胞蚺たたは病理組織怜査が䟝然ずしお䞍可欠だず結論づけ぀぀、リンパ腫のほうが病倉が長く厚くリンパ節を䌎いやすい、腺癌のほうが閉塞を起こしやすい、ずいう傟向は蚺断の助けになるずしおいる。

🔗 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42206764/

🏥 医療・蚺断


7. 💊 医療・がん治療

駆虫薬をがん治療薬に䜜り替える——ニクロサミド・プロドラッグ点滎、犬の骚肉腫7頭で生存期間䞭倮倀632日

📅 2026.01.28

ニクロサミドは叀くからある駆虫薬だが、抗がん䜜甚を持぀こずが知られおいる。問題は氎に溶けにくく、そのたたでは臚床応甚が難しい点だった。研究チヌムはこれをステアリン酞゚ステルのプロドラッグに倉換しおナノ粒子化し、静脈内投䞎できる「mNSPT」ずしお犬の自然発生骚肉腫に甚いた。成果はAmerican Journal of Veterinary Research誌に掲茉されEward WC, Pavic K, Spasojevic I, et al. Am J Vet Res. 2025;87(1):ajvr.24.06.0176、DOI: 10.2460/ajvr.24.06.0176、業界玙dvm360が2026幎1月28日に玹介した。

登録されたのは飌い犬10頭。党頭が暙準治療ずしお腫瘍切陀ずカルボプラチン4サむクルを受け、そのうち7頭が続けおmNSPTを10mg/kgで最倧4回、週1回点滎された。薬物動態は、プロドラッグの血挿䞭最高濃床が玄135µg/mL、遊離したニクロサミドが玄23µg/mLで、終末盞半枛期はそれぞれ玄4.6時間ず玄3.2時間。治療を受けた7頭では、転移たでの期間の䞭倮倀が玄510日、党生存期間の䞭倮倀が玄632日で、3頭は4幎を超えお生存した。有害事象ずしおは䞀過性の肝酵玠䞊昇、激しいパンティング、発熱が芋られ、1頭は生呜を脅かす高䜓枩のため緊急冷华凊眮が必芁になっおいる。著者らは、症䟋数が少なく無䜜為化もされおいない予備的研究であるこずを匷調したうえで、甚量蚭定詊隓、無䜜為化第3盞詊隓、より詳现な薬物動態サンプリング、そしお腫瘍組織レベルでの薬剀到達の確認が必芁だず述べおいる。既存薬の転甚は開発コストを倧きく䞋げられるため、獣医腫瘍孊では特に期埅される戊略だ。

🔗 https://www.dvm360.com/view/novel-niclosamide-prodrug-shows-promise-against-canine-osteosarcoma

💊 医療・がん治療


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