🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.22

A happy corgi dog with eyes closed and tongue out.

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.22

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.07.22

本日 4件


⚠️ リコール・安全情報

ペディグリーの高たんぱくウェットフード2ロットを自主回収——中に「硬く鋭い金属片」、不正流通の疑いで

📅 2026.07.02

マース・ペットケアは2026年7月2日、犬用ウェットフード「PEDIGREE Can High Protein Chopped Chicken & Duck Flavor(13.2オンス缶)」の2ロットを自主回収すると発表した。缶の中にプラスチックを伴う硬く鋭い金属片が混入している可能性があり、食べた犬がけがをする恐れがあるという。今回の回収は製品の不正な流通経路(fraudulent distribution)が関与しているとされ、通常の製造不良とは異なる経緯での注意喚起となっている。

該当製品を持っている場合は犬に与えず、PEDIGREEコンシューマーケア(米国内 1-800-525-5273)に連絡して交換対応を受けるよう呼びかけられている。この製品は米国流通品で、日本国内の正規流通はないとみられるが、個人輸入や並行輸入で入手している場合はロット番号を確認してほしい。金属片やプラスチックは少量でも口の中や食道・胃腸を傷つけ、飲み込めば消化管の穿孔や閉塞につながる恐れがある。フードを開けたときに硬いかけらや光る破片、いつもと違う感触があれば与えるのをやめ、すでに食べさせてしまい嘔吐・よだれ・食欲不振・腹痛などの様子が見られたら、早めにかかりつけの獣医師に相談してほしい。今回のように「不正流通」がからむケースは、正規ルート以外で安く出回る製品に潜むリスクを改めて示している。

🔗 https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/voluntary-recall-two-lots-pedigreer-can-high-protein-chopped-chicken-duck-flavor-wet-dog-food-due

🏷️ リコール・安全情報


🏥 医療・疾病・予防

「雷やお留守番が怖い」犬に初の“両対応”飲み薬——FDAがタシピミジン(Tessie)を承認

📅 2026.05.06

米食品医薬品局(FDA)は2026年5月6日、犬の音恐怖症(noise aversion)と分離不安の両方に使える初めての経口薬「Tessie(タシピミジン経口液)」を承認した。これまで音恐怖症用・分離不安用の薬はそれぞれ存在したが、1剤で両方に適応を持つのは初めて。有効成分のタシピミジンはα2アドレナリン受容体作動薬で、脳の特定受容体に働きかけ、恐怖時に高ぶる交感神経(闘争・逃走反応)を鎮める。承認の裏づけには音恐怖症160頭・分離不安224頭(8週間)の臨床試験がある。

投与は花火などの音イベントや外出の約1時間前に飲ませるのが基本で、フードと一緒だと吸収が遅れるため食後1時間は空ける(少量のおやつは可)。24時間で最大3回まで、投与間隔は3時間以上。スポンサーはフィンランドのオリオン社で、鎮静をかけて眠らせるのではなく、恐怖の高ぶりだけを和らげて意識を保てる点が特徴とされる。ただし診断と処方には獣医師の判断が必須の処方薬であり、薬だけに頼らず行動修正と併用するのが基本方針だ。日本での発売は未定なので、雷や留守番を怖がる愛犬の相談はまずかかりつけ医へ。

🔗 https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-approves-first-drug-treat-noise-aversion-and-separation-anxiety-dogs

🏷️ 医療・疾病・予防


🏋️ トレーニング・行動科学

「嗅がせる」しつけは服従訓練と何が違う?——ノーズワーク教室と基礎服従教室を比べた研究

📅 2026.03.15

Applied Animal Behaviour Science(2026年)に、犬の「ノーズワーク(嗅覚探索)」教室と「基礎服従」教室が、犬の福祉・行動・人との絆にどう影響するかを比較した研究が掲載された。犬たちは週1回55分・4週間のどちらかのクラスに参加。探索課題ではノーズワーク犬の方が尻尾を高く上げる(ポジティブな情動の指標)割合が高く、探索中にストレス関連行動を示さなかった。一方、服従クラスの犬はC-BARQの訓練スコアが上昇し、それぞれのクラスに固有の利点があることが示された。

過去の研究でもノーズワークに取り組んだ犬は、認知課題での楽観性・粘り強さ・抑制コントロールが高まると報告されている。嗅覚を使う遊びは犬本来の探索本能を満たし、頭の体操として問題行動の緩和にもつながるとされる。散歩に「クンクン嗅ぐ時間」を意識的に組み込むだけでも、犬の満足度を高めるヒントになりそうだ。特別な道具がなくても、おやつを部屋に隠して探させる簡単なノーズワークから始められる。

🔗 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168159126000158

🏷️ 研究・科学


🐕 犬学

ヨーロッパ最古の犬は1万4200歳——216体の古代DNAが描き出した「犬の起源」

📅 2026.03.25

フランシス・クリック研究所、イースト・アングリア大学、マックス・プランク進化人類学研究所らの国際チームが、ヨーロッパの初期の犬の正体を大規模な古代DNA解析で明らかにし、Nature誌に発表した。解析対象は216体のイヌ科動物の遺骨で、うち181体は旧石器〜中石器時代のヨーロッパのもの。内在DNAを10〜100倍に濃縮する新手法を開発して読み解いた結果、最古のデータはスイス・ケスラーロッホ遺跡で1903年に見つかった1万4200年前の犬から得られ、この個体は後の世界中の犬と祖先を共有していた。

研究チームによると、遺伝的に均質な犬の集団が、少なくとも1万4300年前の後期旧石器時代までにヨーロッパからアナトリア(現トルコ)まで広く分布していたという。氷河期を生き抜いた狩猟採集民とともに、犬もまた大陸を横断していたことになる。さらに農耕以前のヨーロッパに暮らした犬たちが、農耕開始後から現代に至る犬の遺伝子に大きく寄与していたことも判明し、初期の犬の系統が途切れずに現代犬へと受け継がれてきた可能性が示された。犬と人の付き合いが従来考えられていたより数千年早く、かつ大陸規模で成立していたことを示す成果で、私たちの足元で眠る愛犬のルーツが氷河期にまでさかのぼることを教えてくれる。

🔗 https://www.nature.com/articles/s41586-026-10112-7

🏷️ 犬学

💡 今日のワンポイント

花火や雷のシーズンは、怖がりの犬にとってつらい時期です。新しい飲み薬という選択肢も登場しましたが、薬は行動修正との併用が基本です。日ごろからノーズワークのような「嗅がせる遊び」で満足感を積み重ねておくと、不安に強い心を育てる土台になります。


🐱 猫ニュース — 2026.07.22

本日 2件

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🏋️ トレーニング・行動科学

子猫の「しつけ・社会化教室」に通うと、学ぶ力が落ちにくい——50頭で検証

📅 2025.12.16

生後3〜8か月の子猫を対象にした6週間の「トレーニング&社会化クラス」の効果を、Frontiers in Ethology(2025年12月16日)に掲載された研究が報告した。米オレゴン州立大学のクリスティン・ヴィターレ氏らが、クラスに参加した子猫と参加しない対照群を比較。クラスに割り当てられた50頭のうち、86%が飼い主とともに6週間を完走した。両群に「認知バイアス検査」を行い、識別学習(見分ける力)と感情的な楽観度を測定した。

結果、クラスに通った子猫は識別課題を学ぶ力が時間を経ても維持されたのに対し、参加しなかった子猫は識別力が低下していった。一方で、あいまいな刺激に近づくまでの時間は両群とも短くなり、子猫には生来ポジティブな傾向があることも示された。「犬はしつけるが猫はしない」という常識が揺らぎつつある。社会化期にあたる子猫の時期に、人・音・道具・他者に穏やかに触れさせ、褒めて学ぶ経験を積ませることは、後年の問題行動を減らし、動物病院やキャリーへの慣れにもつながると考えられる。子猫のうちから褒めて教える機会をつくることは、賢さと心の安定を育てる投資になりそうだ。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/ethology/articles/10.3389/fetho.2025.1681085/full

🏷️ 研究・科学


🏥 医療・疾病・予防

15歳を超えた猫は「痛み」と「虚弱」が急増——飼い主441人の調査が示す、シニア猫の見落とし

📅 2026.05.20

高齢猫の暮らしと健康を、飼い主441人へのオンライン調査から分析した研究がFrontiers in Veterinary Scienceに掲載された。猫を成熟期(8〜10歳未満)、シニア期(10〜14歳)、超シニア期(15歳以上)に分けて比べたところ、超シニアの猫は上下運動できる場所や隠れ家など「重要な環境資源」へのアクセスが限られていた。加齢とともに遊び・毛づくろい・飼い主との関わりが減り、15歳を超えると虚弱(フレイル)と痛みの割合が有意に増加していた。

痛みや関節の衰えは「年だから動かない」と見過ごされがちだが、実際には高い場所やお気に入りの休息場所に登れなくなり、環境が高齢猫に合わなくなっているサインかもしれない。踏み台やスロープで段差を緩やかにする、トイレや水飲み場を生活空間の近くに複数置いて移動の負担を減らす、爪とぎや休息場所を届く高さに調整するなど、環境側の工夫で生活の質は大きく変わる。骨関節炎(変形性関節症)はシニア猫にとても多いが、猫は痛みを隠すため気づかれにくい。グルーミングが減って毛づやが落ちる、跳び乗るのをためらう、といった小さな変化が手がかりになる。シニア期に入ったら半年に一度の健康チェックを習慣にし、気になる変化があればまずかかりつけの獣医師に相談してほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1813450/full

🏷️ 医療・疾病・予防

💡 今日のワンポイント

猫は「教えられない・我慢する」と思われがちですが、子猫期の学びも、シニア期の痛みも、人の関わり方しだいで大きく変わります。年齢に合わせて“関わる時間”と“環境”を見直してあげましょう。


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