🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.27

A happy corgi sits outdoors on a grassy hill.

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.07.27

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.07.27

本日 4件


1. 🏥 医療・疾病・予防

「ライム病+レプトスピラ」を1本のワクチンで——USDAが半量0.5mLの新型コンビ「TruCan Ultra Lyme-L4」を承認

📅 2026.06.15

エランコ・アニマルヘルスは2026年6月15日、犬のライム病とレプトスピラ症を1回の接種で予防できる新しい混合ワクチン「TruCan Ultra Lyme-L4」がUSDA(米農務省)の承認を得たと発表した。特徴は接種量がわずか0.5mLと従来品(1mL)の半分に抑えられている点で、同じ範囲の防御力を保ちながら体への負担を減らす。ライム病はマダニが媒介し、レプトスピラ症は感染動物の尿で汚染された水や土から感染する人獣共通感染症で、いずれも近年、温暖化などを背景に流行域が拡大している。エランコ独自の「PureFil技術」で不要なタンパク質を取り除き、接種後の副反応を減らす設計だという。発売は発表から約30日以内に始まる見込みだ。

犬のワクチンは種類が増えるほど1回の通院で複数本の注射が必要になり、飼い主にも犬にもストレスがかかる。2種を1本にまとめ、しかも量を半分にできれば、注射の痛みや副反応のリスクを抑えつつ必要な予防をカバーしやすくなる。ライム病もレプトスピラ症も、発症すると関節炎や腎障害・肝障害など重い症状につながることがあり、予防の意義は大きい。ただしライム病ワクチンはすべての犬に一律で推奨されるわけではなく、居住地域のマダニの多さや生活スタイルによって必要性が変わる。日本国内での発売は未定だが、愛犬にどのワクチンが適切かは、かかりつけの獣医師と相談して決めてほしい。

🔗 https://www.dvm360.com/view/usda-approves-canine-vaccination-for-lyme-disease-and-leptospirosis

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🏥 医療・疾病・予防

子犬から老犬まで「動きと痛み」を丸ごと計測——カルガリー大が犬の健康を追う新ラボを開設

📅 2026.07.22

カナダのカルガリー大学獣医学部は2026年7月、犬の痛みや運動器(筋骨格系)の不調を早期に見つけ、生涯にわたって健康を守ることを目指す「Canine Performance Lab(犬パフォーマンス研究所)」の開設を発表した。ペットフード大手チャンピオン・ペットフーズから約113.5万カナダドルの投資を受け、大学の獣医学部と地域の動物ウェルネス施設が連携する。最新のモーションキャプチャーやセンサーで犬の歩き方や動作を客観的に計測し、子犬から老犬まで、健康な犬・整形外科疾患を持つ犬・犬種や用途の異なる犬を幅広く追跡する計画だ。学部長のレナーテ・ウェラー氏は「動き・痛み・生活の質・栄養・運動の関係を、分野を超えて総合的に見る」と説明する。

犬は痛みを言葉で訴えられず、本能的に不調を隠すため、変形性関節症などの運動器の問題は気づいたときにはかなり進んでいることが多い。歩様を数値で捉える技術が普及すれば、飼い主や獣医師が「なんとなく元気がない」を客観的なデータとして早期にキャッチし、体重管理や運動・治療の介入を早く始められる可能性がある。とくにシニア犬のQOL(生活の質)維持には、痛みの早期発見が欠かせない。日々の散歩で愛犬の歩き方や立ち上がり方の変化に気づいたら、様子見せず獣医師に相談することが、こうした研究の成果を待つあいだにもできる最善の一手だ。

🔗 https://ucalgary.ca/news/university-calgary-launches-canine-performance-lab-champion-petfoods-investment

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🧬 研究・科学

犬は自閉症研究の「意外な味方」になれるか——遺伝子改変ビーグルを使うモデルを提唱する総説

📅 2026.06.24

Genomic Psychiatry誌に2026年6月24日付で発表された総説(パースペクティブ)で、研究者らは犬、とくに遺伝子改変したビーグルを、自閉スペクトラム症(ASD)の新しい研究モデルとして活用できるのではないかと提案した。背景には、これまで30年にわたり自閉症の候補治療薬の9割以上が、動物実験から人の臨床試験へ進む段階で失敗してきたという厳しい現実がある。マウスなどの実験動物は、自閉症で最も損なわれる「目を見交わすような豊かな社会的コミュニケーション」を再現できないためだ。犬はおよそ3万年をかけて人と共に進化し、人に近い社会的認知を発達させてきた点が注目されている。

犬をモデルにする構想には大きな課題も残る。論文の著者らも、犬での遺伝子編集はまだ成功率が4分の1程度にとどまり、脳スキャンのためにじっとしていられるよう訓練するには2年近くかかることを認めている。それでも、人と社会性を共有する動物でこそ研究できることがあるという発想は、動物福祉に配慮しつつ新しい治療法の糸口を探る試みとして興味深い。これはあくまで研究の方向性を示す提言であり、すぐに犬で自閉症治療薬が試験されるわけではない。愛犬家としては、犬という存在が人の医療の発展にも貢献しうるという視点を知っておくと、比較医学(人と動物の病気を橋渡しする研究)のニュースがより身近に感じられるだろう。

🔗 https://www.eurekalert.org/news-releases/1133232

🏷️ 研究・科学


4. 🏋️ トレーニング・行動科学

CBDを長く与えている犬は「攻撃性」が低い傾向——47,355頭の大規模データが示した意外な関連

📅 2025.11.28

米国の犬47,355頭のデータを解析した研究が、CBD(カンナビジオール)を長期的に与えられている犬では攻撃的な行動が少ない傾向にあると報告し、Frontiers in Veterinary Science誌に掲載された。CBDを与えられている犬は全体の7.3%で、うち5.8%は毎日摂取していた。こうした犬は平均して他の犬より約3歳年上で、認知症(18%)、関節の問題(13%)、がん(10%)を抱えている割合が高かった。攻撃性の低下という傾向は、大麻に寛容な州に住む飼い主の犬でとくに強く見られたという。一方で、不安に関するその他の行動には明確な改善は見られなかった。

この研究はあくまで大規模な観察データの「関連」を示したもので、CBDが攻撃性を下げると因果関係を証明したわけではない点に注意が必要だ。年齢や持病など、攻撃性に影響する他の要因が絡んでいる可能性も否定できない。研究者らも「CBDは万能薬ではなく、適切なトレーニングやさらなる研究を補うものだ」と強調している。CBD製品は品質や濃度にばらつきが大きく、他の薬との相互作用も報告されている。愛犬にサプリとして与えることを検討する場合は、自己判断で始めず、必ず獣医師に相談してほしい。

🔗 https://www.sciencedaily.com/releases/2025/11/251128050506.htm

🏷️ トレーニング・行動科学


💡 今日のワンポイント:今日のニュースは「予防」と「早期発見」がキーワード。ワクチンも、歩き方の変化も、攻撃性の背景にある痛みや不調も、早く気づいて手を打つほど愛犬の負担は小さくなる。迷ったら「様子見」より「まず獣医師に相談」を。


🐱 猫ニュース — 2026.07.27

本日 2件

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1. 🏥 医療・疾病・予防

猫の「鳥インフルエンザ(H5N1)」を監視せよ——コーネル大がシェルター猫を大規模調査、致死率は最大7割との報告も

📅 2026.07.01

猫の鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルH5N1)への感染が近年急増しているとして、コーネル大学猫健康センターが主導する「猫ウイルスサーベイランス・コンソーシアム」が、米ニューヨーク州のシェルターや地域の避妊去勢クリニックで多数の猫を対象にした調査を始めた(American Journal of Veterinary Research 2026年 第87巻7号ほか)。目的は、地域猫における現在の感染状況の把握、過去のH5N1曝露の血清学的証拠の評価、そしてウイルスのゲノム解析だ。猫は酪農場で加熱していない生乳を介して、あるいは家庭では鳥由来の生肉フードや野鳥との接触を通じて感染するとみられ、重症の脳炎を起こした例も報告されている。感染猫の致死率は最大70%に達したとの報告もある。

メリーランド大学の公衆衛生研究者らは、猫のH5N1感染が「受けるべき注目を受けていない」と警告し、監視の強化を訴えている。猫はインフルエンザの生態や進化において重要だが見過ごされてきた存在で、人への感染の橋渡し役になる懸念もある(実際、感染猫に接触した獣医療従事者の血清から抗体が検出された例が米国で報告されている)。飼い主にできる予防は現実的だ。加熱していない生肉・生乳タイプのフードは避け、完全室内飼いを基本とし、野鳥やその死骸に近づけないこと。もし愛猫に発熱・呼吸器症状・神経症状が出たら、鳥インフルの可能性も念頭に、早めに獣医師へ相談してほしい。

🔗 https://avmajournals.avma.org/view/journals/ajvr/87/7/ajvr.26.05.0208.xml

🏷️ 医療・疾病・予防


2. 🏥 医療・疾病・予防

「ワクチンは健康の柱」と考える飼い主はわずか16%——獣医師との“意識のズレ”が浮き彫りに

📅 2026.07.20

メルク・アニマルヘルスは2026年7月20日、猫の飼い主と獣医師を対象にした世界的な調査結果を発表した。それによると、猫の健康維持に重要な要素として「ワクチン接種」を挙げた飼い主はわずか16%だったのに対し、獣医師では69%と、両者の認識に大きな隔たりがあった。飼い主が挙げた健康の要素は高品質な食事(94%)が最多で、以下、動物病院での健康診断(39%)、愛情(35%)、遊び(17%)と続き、ワクチンは最下位だった。ワクチンを打たない理由としては「健康な猫には不要」「室内飼いだから不要」(いずれも27%)が目立った。一方で、ワクチンを接種した飼い主の57%は「獣医師の推奨」を決め手に挙げている。

この結果は、猫のワクチン接種率を上げる鍵が、獣医師から飼い主への「情報共有」にあることを示している。実際、飼い主の58%が獣医師を主なワクチン情報源としているのに、教育的な資料を実際に飼い主へ渡していると答えた獣医師は23%にとどまった。室内飼いでも、人が外から持ち込むウイルスや、脱走・災害時の予期せぬ外出で感染リスクはゼロにならない。どのワクチンが「コア(必須)」で、どれが生活環境に応じた「ノンコア」なのかは猫ごとに異なる。愛猫にとって本当に必要な予防は何か、次の健康診断のときにかかりつけの獣医師に遠慮なく尋ねてみてほしい。

🔗 https://www.merck-animal-health.com/news-and-insights/news-releases/study-from-merck-animal-health-reveals-opportunity-to-increase-feline-vaccination-through-knowledge-sharing-between-veterinarians-and-cat-owners/

🏷️ 医療・疾病・予防


💡 今日のワンポイント:猫は不調も気持ちも隠すのが得意。鳥インフルにせよワクチンにせよ、「室内飼いだから大丈夫」という思い込みが盲点になりやすい。生肉フードのリスクや本当に必要な予防について、獣医師と一度じっくり話しておこう。


毎朝7時配信

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