🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.09.03

Two happy corgis sitting on a stone wall

🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.09.03

犬4 + 猫2 = 計6件

▼ 猫ニュース


🐾 犬ニュース — 2026.09.03

本日 4件

1. ⚠️ リコール・安全情報

生食「Northwest Naturals」のチキンレシピからサルモネラとリステリア——犬用・猫用あわせて約890kgを自主回収

📅 2026.08.28

米オレゴン州ポートランドの生食ペットフードメーカー、Northwest Naturals社が8月28日、冷凍生食2製品の自主回収を発表した。対象は犬用の「Frozen Raw Diet for Dogs Chicken Recipe」6ポンド袋(ロットB-19、賞味期限2028年1月25日、UPC 087316380392)19ケース・約310kgと、猫用および犬用トッパーの「Frozen Chicken Recipe」2ポンド袋(ロットB-5、賞味期限2028年1月26日、UPC 087316384956)53ケース・約577kg。検査で犬用製品からはリステリア・モノサイトゲネスとサルモネラの両方が、猫用製品からはサルモネラが検出された。製品は米国内の小売店に全国流通しており、8月28日時点で健康被害の報告はない。

生食の細菌汚染による回収は、8月中旬の「Oma’s Pride」に続き今夏2件目となる。サルモネラやリステリアはペット本人だけでなく、フードや食器、排泄物に触れた人にも感染するため、同社は該当製品を廃棄するか購入店に返品し、接触した器具や保管場所を洗浄・消毒するよう呼びかけている。対象製品は米国内流通品で、国内の正規流通ルートでは入手しにくいが、個人輸入や並行輸入品を使っている場合はロット番号を確認してほしい。生食を与えている家庭では、下痢・嘔吐・発熱などが見られたら早めに獣医師へ相談を。

🔗 https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/northwest-naturals-voluntarily-recalls-two-raw-pet-food-products-because-possible-salmonella

🏷️ リコール・安全情報


2. 🏥 医療・疾病・予防

関節炎の痛み止め「リブレラ」を使った犬に、関節周囲の骨が異常に増える——3400万回投与のうち186頭、ゾエティスが安全性データを公開

📅 2026.08.31

犬の変形性関節症の痛みに使われるモノクローナル抗体製剤リブレラ(ベディンベトマブ)について、製造元ゾエティスの安全性監視データベースを外部の専門家が解析した論文が米獣医学会誌JAVMAに掲載された。整形外科の専門医スティーブン・バズバーグ博士らは、外科医・放射線科医・病理医に加えてヒトの整形外科の専門家も交えて症例を精査し、「異常関節周囲骨リモデリング(APBR)」と名付けた新しい病態を特定した。関節面そのものではなく、関節の周囲に新たな骨が形成されるのが特徴で、調査期間中に世界で約3400万回分が投与されたなかで、レントゲン画像で確認できた症例は186頭だった。

ゾエティスのグローバル最高医療責任者リチャード・ゴールドスタイン獣医師は、「リブレラが原因かどうか、なぜこの少数の犬に起きるのかはまだ分からない。因果関係の証明はできないが、透明性のために全データを公開した」と話す。同氏は、痛みを放置する選択肢はないとしたうえで、NSAIDsとリブレラそれぞれのリスクと利益を獣医師と飼い主が一緒に比較して決めるべきだと強調している。日本でもリブレラは承認・販売されているため、使用中の犬に跛行の悪化や関節の腫れなど気になる変化があれば、自己判断で中止せず、かかりつけの獣医師にレントゲン検査を相談してほしい。

🔗 https://www.dvm360.com/view/q-a-what-zoetis-new-javma-study-reveals-about-librela-and-a-rare-condition-in-dogs

🏷️ 医療・疾病・予防


3. 🏥 医療・疾病・予防

「1日2回のインスリン」が変わるかもしれない——AAHAが犬専用の2026年版糖尿病ガイドラインを公開、持続血糖モニターと長時間作用型インスリンを本格採用

📅 2026.09.01

米国動物病院協会(AAHA)が9月1日、「2026年版 犬の糖尿病管理ガイドライン」を公開した。これまで犬猫共通だった糖尿病ガイドラインを、病気の成り立ちが種によって大きく異なることから、初めて犬用と猫用に分冊した。犬の糖尿病はインスリンを作るβ細胞が失われる「絶対的インスリン欠乏」が基本で、生涯にわたるインスリン治療が必須だが、適切に管理すれば多くの犬は治療によく耐え、長期予後も良好だと明記されている。今回の改訂の柱は、安価になった持続血糖モニター(CGM)の活用と、デグルデクやグラルギンU-300といった長時間作用型インスリンの導入で、犬によっては長年標準だった1日2回投与から1日1回投与に移行できる可能性があるという。

ガイドライン作成タスクフォースのオードリー・クック獣医師は、「ここ数年で犬の糖尿病治療は劇的に変わった」とコメントし、インスリン選択・用量調整・低血糖への対処を整理したチャートとアルゴリズムが収録されている。猫版は8月に先行公開されており、これで犬猫それぞれに最新の指針がそろったことになる。多飲多尿や体重減少が続く中高齢の犬は糖尿病の典型的なサインなので、早めに血液検査を受けてほしい。すでに治療中の犬でも、CGMや新しいインスリンで生活の負担を減らせる可能性があるため、次の診察時に獣医師に選択肢を聞いてみる価値がある。

🔗 https://www.dvm360.com/view/aaha-releases-new-diabetes-management-guidelines-for-dogs

🏷️ 医療・疾病・予防


4. 🧬 研究・科学

持病が5つ以上ある犬は、1つの犬より2倍以上死にやすい——5万頭超のDog Aging Projectデータが示す「病気の足し算では済まない」影響

📅 2026.08.31

テキサスA&M大学獣医学部が主導するDog Aging Projectの新しい研究が、老年学の専門誌GeroScienceに掲載された。研究チームは同プロジェクトに登録された5万頭超の犬について、飼い主が毎年報告する診断歴を分析し、亡くなった犬と生存している犬の病歴を比較した。その結果、年齢や体格を調整しても、慢性疾患を5つ以上抱える犬は1つだけの犬に比べて、その年に死亡する確率が2倍以上高かった。同プロジェクトの最高獣医責任者ケイト・クリービー教授は「複数の病気を同時に抱えると、単純に足し合わせた以上に健康と生存に悪影響が出ることが人では知られている。犬でも同じことが確認された」と話す。

寿命短縮と結びつく組み合わせとして特に多かったのは「がん+変形性関節症」で、重度の歯周病や難聴を持つ犬も他の慢性疾患を併発しやすかった。関節炎で動けなくなると運動量が減って体重が増え、それがまた関節炎を悪化させるといった悪循環が起きやすいという。研究チームは今後、どの病気が最も他の病気を引き起こしやすいかを特定し、限られた時間と費用のなかで何を優先して治療すべきかを飼い主が判断できるようにしたい考えだ。シニア犬の飼い主にとって今すぐできることは、適正体重の維持、日々の運動、そして口腔ケアで、複数の持病がある場合は個別ではなく全体を見渡した治療計画を獣医師と相談してほしい。

🔗 https://stories.tamu.edu/news/2026/08/31/managing-chronic-conditions-together-may-be-key-to-longer-lifespan-canine-study-finds/

🏷️ 研究・科学


💡 今日のワンポイント

今日は「生食のリコール」「リブレラの新しい副作用報告」「糖尿病ガイドライン改訂」「複数の持病の重なり」と、いずれも”かかりつけの獣医師と話す材料”になるニュースがそろいました。特にシニア犬は病気が一つ増えるたびにリスクが積み上がるので、体重・関節・歯の3点を日常的にチェックし、気になる変化は次の診察を待たずに相談してください。


🐱 猫ニュース — 2026.09.03

本日 2件

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1. 🧬 研究・科学

トイレの「回数・量・砂のかけ方」が腎臓病を映していた——スマートトイレで136頭を解析、慢性腎臓病の猫は排尿頻度がほぼ2倍

📅 2026.08.31

ネスレ・ピュリナ研究所とオハイオ州立大学獣医学部が、重量センサー付きのスマート猫トイレで記録した排泄データから慢性腎臓病(CKD)に特徴的な行動パターンを見つけ、学術誌Animalsに発表した。対象は2023年1月から2025年9月に集めた136頭のデータで、学習群はCKD確定13頭と健康72頭、検証群はCKD 7頭と健康44頭。記録期間は2週間から2年(中央値6週間)で、排泄の頻度・所要時間・尿の重さ・排泄後に砂をかける行動など24項目を比較した。CKDの猫は排尿頻度が健康な猫のほぼ2倍で尿量も明らかに多く、排尿そのものには時間がかかる一方で、砂をかける時間は短く動作も弱かった。これらの違いはIRISステージ1〜2の早期の猫でも観察された。

機械学習モデル(CatBoost)は学習群で92.7%、検証群で89.9%の重み付きF1スコアでCKDの猫を識別したが、CKDの猫を拾い上げる感度は検証群で57.1%にとどまり、見逃しも少なくない。またCKD未報告の2頭が「CKDらしいパターン」と判定されたが、追跡検査がないため早期発見の証明にはなっていない。研究者は「診断の代わりではなく、動物病院に相談するきっかけを作る補助ツール」と位置づけている。日本の飼い主にとっても、スマートトイレの有無にかかわらず「おしっこの回数が増えた」「砂をあまりかけなくなった」といった変化は腎臓病の初期サインになりうるので、気づいたら血液検査と尿検査を受けてほしい。

🔗 https://www.dvm360.com/view/smart-litter-box-monitoring-identifies-behavioral-patterns-associated-with-feline-ckd

🏷️ 研究・科学


2. 🐈 猫学

「尾の短いツシマヤマネコ」はイエネコとの交雑ではなかった——麻布大学とアニコムが全ゲノム解析、380万カ所のSNPで検証

📅 2026.09.01

長崎県対馬にのみ生息し、絶滅危惧IA類に指定されるツシマヤマネコで、2024〜2025年に尾に異常のある個体が島内の複数地点で少なくとも3頭確認された。環境省が捕獲した1頭はレントゲン検査で尾長104mmと、オス成獣の平均(約245mm)の半分しかなく、第9〜10尾椎より先が描出されなかった。短尾はイエネコではマンクスやジャパニーズボブテイルに見られる一般的な形質で、TBXTやHES7といった遺伝子変異が原因のため、「イエネコとの交雑ではないか」と懸念された。麻布大学とアニコム先進医療研究所、環境省対馬野生生物保護センター、京都大学野生動物研究センターなどの研究チームは、この個体に加えてツシマヤマネコ15頭、対馬のイエネコ5頭、大陸のアムールヤマネコ4頭の計25個体を全ゲノム解析し、380万カ所の一塩基多型を比較した。

その結果、主成分分析でもADMIXTURE解析でも短尾個体はツシマヤマネコ集団の中に位置し、ミトコンドリアDNAも他個体と同じ型で、近年の交雑を示す証拠は認められなかった。イエネコの短尾の原因遺伝子TBXT・HES7にも機能に影響する変異はなく、近交係数(0.587)も他個体と同程度だった。ベンガルヤマネコ属で短尾個体が報告されたのは本研究が初めてで、論文は8月5日に国際誌Global Ecology and Conservationに掲載された。研究チームは「見た目だけで交雑を判断すると、放獣の可否や繁殖計画など取り返しのつかない決定につながりかねない」と、ゲノム検証の重要性を指摘する一方、イエネコ由来と考えられる猫免疫不全ウイルス(FIV)の感染例が過去にあることから、対馬では飼い猫の室内飼育と野良猫への餌やり禁止が引き続き重要だとしている。

🔗 https://www.azabu-u.ac.jp/topics/2026/0901_49692.html

🏷️ 猫学


💡 今日のワンポイント

猫の腎臓病は「トイレの変化」が最初のサインになることが多い一方で、行動だけでは診断できません。回数や砂かけの変化に気づいたら、それを”検査を受けるきっかけ”にしてください。


毎朝7時配信

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