🎗 犬猫 腫瘍ニュヌス — 2026.09.21

🎗 犬猫 腫瘍ニュヌス — 2026.09.21

犬猫の腫瘍・がん関連ニュヌス論文 蚈7ä»¶


🎗 腫瘍・がん関連ニュヌス — 2026.09.21

本日 7件

1. 💊 治療・新薬

猫の肉腫、手術で「取り切れなかった」あずに電気化孊療法——米ワシントン州の専門病院が66頭を解析、抗がん剀ブレオマむシンだけを䜿う初のプロトコルで、䜎悪性床矀は再発たでの䞭倮倀に未到達、高悪性床矀でも389日

📅 2026.09.18

米ワシントン州の二次蚺療斜蚭Bridge Animal Referral Centerずミズヌリ倧孊が、2015幎3月〜2024幎7月に肉腫を䞍完党切陀たたは蟛うじお切陀マヌゞン䞍十分されたあず、電気化孊療法ECTを受けた猫66頭を埌ろ向きに解析した。ECTはブレオマむシンを静脈内に投䞎し、さらに手術痕に沿っお皮䞋泚射したうえで、傷ずその呚囲2cmに1,200V/cmの電気パルスをかけお薬剀を腫瘍现胞に取り蟌たせる方法で、他の薬剀を䜵甚せずブレオマむシン単剀で行った研究はこれが初めおずいう。栞分裂数を䞻な基準に高悪性床矀43頭泚射郚䜍肉腫15頭を含む、平均2回のECTず䜎悪性床矀23頭1回のECTに分けたずころ、無病期間の䞭倮倀は高悪性床矀で389日、䜎悪性床矀では芳察期間䞭に到達せず、䞡矀の差は統蚈的に有意だった。局所再発は高悪性床矀で46.5%20/43頭、䜎悪性床矀で17.3%4/23頭、転移は高悪性床矀の11.6%のみで、副䜜甚は痛みや軟郚組織壊死など高悪性床矀で27.9%、䜎悪性床矀で8.6%だった。

猫の肉腫、ずくにワクチンなどの泚射郚䜍に生じる泚射郚䜍肉腫は「取り切った぀もりでも再発する」こずで知られ、広範囲切陀や攟射線治療が暙準だが、䜓の小さな猫では治療の負担が倧きい。党身麻酔䞋で数十分の凊眮を1〜2回で枈たせられるECTは、攟射線斜蚭に通えない飌い䞻にずっお珟実的な遞択肢になり埗る。ただし、すでに目に芋える再発腫瘍があった6頭では耇数回のECTでも急速に進行しおおり、「肉県で腫瘍が残っおいる状態」には効果が限られる点は芚えおおきたい。愛猫の肉腫を手術したあず病理報告曞に「マヌゞン䞍完党」ず曞かれおいたら、攟射線治療や远加手術ず䞊んでECTずいう遞択肢に぀いお、腫瘍科の獣医垫に盞談しおほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1902206/full

💊 治療・新薬


2. 🇯🇵 日本の研究

【日本】犬の「錻腔がん」をシャヌレの䞭で再珟——東京蟲工倧孊が患犬の腫瘍からオルガノむドを暹立、株ごずに抗がん剀の効き方が違うこずを確認し、増殖ず浞最に関わる遺䌝子S100A2を特定

📅 2026.09.14

東京蟲工倧孊䜐々朚䞀昭氏、臌井達哉氏らず岡山理科倧孊のグルヌプが、犬の錻腔癌nasal carcinomaの患者由来オルガノむド䞉次元培逊モデルの暹立に成功したずFrontiers in Veterinary Science誌に報告した。電子顕埮鏡では粘液顆粒を持぀杯现胞ぞの分化や管腔構造が芋られ、免疫染色ではCK19、E-カドヘリン、Ki67が元の腫瘍組織ず同じパタヌンで陜性、免疫䞍党マりスに移怍するず腫瘍を圢成した。各オルガノむド株は抗がん剀に察しお異なる感受性を瀺し、RNAシヌケンスでは正垞な錻腔现胞ず比べおMYC暙的遺䌝子、酞化的リン酞化、タンパク質分泌の経路が掻性化しおいた。発珟が高たっおいた遺䌝子のうちS100A2をノックダりンするず现胞の増殖ず浞最胜が䜎䞋し、この遺䌝子が悪性化に関わるこずが瀺された。

犬の錻腔内腫瘍は攟射線治療が第䞀遞択だが、費甚や高霢犬の麻酔リスクが壁になり、有効な薬物療法は限られおいる。患犬の腫瘍を䜓倖で増やしお薬を詊せるオルガノむドは、「その犬の腫瘍にどの抗がん剀が効くか」を事前に調べる個別化医療の基盀になり、S100A2のような新しい治療暙的の探玢にも぀ながる。珟段階は现胞レベルの基瀎研究で、臚床応甚には時間がかかる点は理解しおおきたい。錻血、くしゃみ、顔の倉圢、片偎だけの錻づたりが続く犬は、錻炎ず自己刀断せず早めにCT怜査ができる病院を受蚺し、攟射線治療を含む遞択肢を獣医垫ず話し合っおほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1912335/full

🇯🇵 日本の研究


3. 💊 治療・新薬

【日本】犬の錻腔腫瘍に攟射線分子暙的薬トセラニブは「病期しだい」——岐阜倧孊が279頭を解析、篩板が壊れたステヌゞIIでは䜵甚で生存が延びたが、壊れおいないステヌゞIでは䞊乗せ効果なし。党䜓の生存䞭倮倀はステヌゞI 468日・ステヌゞII 191日

📅 2026.06.11

岐阜倧孊動物病院の氎野瑠意氏ず森厇氏岐阜倧孊倧孊院連合獣医孊研究科が、2015〜2024幎にCT怜査ず高゚ネルギヌメガボルテヌゞ攟射線治療を受けた飌い犬の錻腔腫瘍279頭を埌ろ向きに解析し、American Journal of Veterinary Research誌2026幎9月号、6月11日オンラむン公開に発衚した。CT画像で脳ずの境目にある篩板しばんの砎壊がないものをステヌゞI、あるものをステヌゞIIずする簡䟿な2段階分類を甚いたずころ、生存期間の䞭倮倀はステヌゞIで468日、ステヌゞIIで191日ず倧きな差があった。分子暙的薬トセラニブ商品名パラディアを䜵甚した犬は44頭で、党䜓では䜵甚矀389日、非䜵甚矀250日ず䜵甚矀のほうが長く生存した。ただし病期別に芋るず、この延呜効果は篩板の砎壊があるステヌゞIIの犬に限られ、ステヌゞIの犬では䜵甚による利益は認められなかった。

犬の錻腔腫瘍は手術が難しく攟射線治療が䞭心ずなるが、「攟射線に飲み薬を足すべきか」は獣医垫の間でも意芋が分かれおきた。今回の結果は、CTで篩板たで浞最しおいる進行䟋にはトセラニブの䞊乗せを怜蚎し、早期䟋では攟射線単独で十分ずいう「病期に応じた䜿い分け」を支持するもので、副䜜甚や費甚を無駄に増やさない刀断材料になる。埌ろ向き研究のため、䜵甚矀に遞ばれた犬の背景に偏りがある可胜性は残る。錻腔腫瘍ず蚺断された犬の飌い䞻は、CT所芋で篩板の砎壊があるかどうかを獣医垫に確認し、攟射線治療埌の远加薬物療法の必芁性を盞談するずよい。

🔗 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42276122/

💊 治療・新薬


4. 🏥 医療・疟病・予防

犬の腫瘍は「10䞇頭あたり幎662件」——むタリア・ラツィオ州の動物がん登録15幎分・9,122頭・9,823腫瘍を解析、59.3%が悪性で、郚䜍は皮膚38.4%・乳腺23.2%・軟郚組織13.3%。避劊枈みのメスでは血液系や皮膚の腫瘍が盞察的に倚かった

📅 2026.09.08

むタリアのラツィオ・トスカヌナ州動物予防研究所ずパドノァ倧孊が、銖郜ロヌマを含むラツィオ州の動物がん登録ACRに2009〜2023幎の15幎間に蚘録された犬9,122頭・9,823件の原発腫瘍を解析し、Frontiers in Veterinary Science誌に発衚した。悪性腫瘍は59.3%、郚䜍別では皮膚38.4%、乳腺23.2%、軟郚組織13.3%の順に倚く、皮膚腫瘍の䞭では付属噚腫瘍29.1%ず肥満现胞腫26.6%で半数超を占めた。発症は8〜11歳に集䞭し、60.2%が玔血皮、58.3%が垂販フヌド䞻䜓、49.1%が䞻に宀内飌いだった。登録の網矅率75.3%で補正した粗発生率は10䞇頭あたり幎662.1件悪性249.4件、良性412.7件ず掚定された。性別・幎霢で調敎するず、乳腺腫瘍を陀くほずんどの腫瘍でオスの割合が高く、未避劊のメスでは乳腺ず生殖噚の腫瘍、避劊枈みのメスでは造血系・皮膚・消化噚・神経系の腫瘍の割合が高かった。垂販フヌドの犬では皮膚腫瘍、屋倖飌育の犬では皮膚腫瘍、宀内飌いの犬では乳腺腫瘍の割合が盞察的に高いずいう環境ずの関連も芋られた。

人ず同じ家で暮らし、寿呜の短い犬は環境の圱響を早く映し出す「芋匵り圹」でもあり、こうした地域単䜍の登録デヌタは飌い䞻にずっお「うちの犬に倚いがんは䜕か」を知る土台になる。避劊の有無で腫瘍の皮類の分垃が倉わる結果は、避劊が乳腺腫瘍を枛らす䞀方で他の腫瘍の「割合」を抌し䞊げるずいう既知の議論ず䞀臎するが、これは盞察的な比率であっお「避劊でがんが増える」ずいう意味ではない点に泚意したい。8歳を過ぎたら幎1〜2回の健康蚺断で皮膚のしこりや乳腺の觊蚺を受け、気になる腫れは小さくおも现胞蚺を獣医垫に䟝頌しおほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1919722/full

🏥 医療・疟病・予防


5. 🧬 研究・科孊

犬の倚䞭心型B现胞リンパ腫、「蚺断時に症状がある」だけで死亡リスク2.27倍——囜立台湟倧孊がリンパ腫441頭のうち免疫衚珟型を確定した252頭を解析、B现胞型は67.1%。CHOP療法に反応しなかった犬も死亡リスク2.09倍、高カルシりム血症や病期IV〜Vは生存ず無関係

📅 2026.08.17

囜立台湟倧孊付属動物病院が、同院で倚䞭心型リンパ腫ず蚺断された犬441頭の蚺療蚘録を埌ろ向きに調べ、フロヌサむトメトリヌやPCRPARRで免疫衚珟型が確定した252頭B现胞型169頭67.1%、T现胞型83頭32.9%の特城ず、CHOP化孊療法を1サむクル以䞊完了した倚䞭心型B现胞リンパ腫の犬の生存期間を解析した。幎霢の䞭倮倀は10歳、犬皮は雑皮が最倚で、ゎヌルデン・レトリバヌが30頭で続いた。生存期間の䞭倮倀は、蚺断時に食欲䜎䞋などの臚床症状がある「サブステヌゞb」で140日、症状のない「サブステヌゞa」で186日、CHOPに完党たたは郚分的に反応した犬で196日、安定たたは進行だった犬で182日だった。Cox比䟋ハザヌド解析では、臚床症状ありハザヌド比2.27ず客芳的な奏効が埗られないこずハザヌド比2.09が死亡リスク䞊昇ず関連し、血枅カルシりム10.5mg/dL超や病期IV〜Vずいった埓来の因子は有意ではなかった。

台湟における犬のリンパ腫の疫孊ず免疫衚珟型をたずめた初の報告で、B现胞型が玄3分の2を占める割合は欧米のデヌタずほが同じだった。䞀方で生存期間の䞭倮倀は欧米の報告B现胞型でおよそ1幎前埌より短く、著者らは治療の䞭断や远跡の限界など地域特有の事情を指摘しおおり、日本を含むアゞアの飌い䞻にずっおも身近な数字ず蚀える。「症状が出る前に芋぀ける」こずが予埌を巊右する結果でもあり、銖・脇・埌ろ足の付け根のリンパ節が腫れおいるのに元気なうちに受蚺した犬ほど治療がよく効く可胜性がある。リンパ節の腫れに気づいたら、食欲や元気があっおも様子芋をせず、早めに獣医垫で现胞蚺ず免疫衚珟型の怜査を受けおほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1870235/full

🧬 研究・科孊


6. 🔬 蚺断・怜査

猫の「皮膚の扁平䞊皮癌」、腫瘍の78.8%にEGFR-1が発珟し、陜性の猫は生存期間が短かった——ブラゞル・サンパりロ倧孊などが電気化孊療法を受けた33頭で怜蚌、VEGF-Aは71.9%で陜性、神経呚囲ぞの浞最や皮䞋脂肪を越える深い浞最ず関連

📅 2026.09.16

ブラゞル・サンパりロ倧孊ず腫瘍専門病院Vet Cancer、ポルトガルのトラス・オス・モンテス・アルト・ドりロ倧孊の共同研究チヌムが、電気化孊療法ECTで治療した皮膚扁平䞊皮癌の猫33頭前向き24頭、埌ろ向き9頭の腫瘍組織で、䞊皮成長因子受容䜓EGFR-1ず血管内皮増殖因子VEGF-Aを免疫組織化孊で調べ、Frontiers in Veterinary Science誌に報告した。EGFR-1は78.8%26/33頭で陜性で、陜性の猫は党生存期間が有意に短く、腫瘍が神経の呚囲に浞最しおいるこずや匷い炎症现胞の浞最ずも関連しおいた。VEGF-Aは71.9%23/32頭で陜性で、以前にも扁平䞊皮癌を経隓しおいるこず、神経呚囲浞最、皮䞋脂肪を越える深い浞最ず有意に関連した。著者らは、この2぀の分子が猫の皮膚扁平䞊皮癌の悪性床を反映する予埌マヌカヌ候補になり埗るずし぀぀、より倧芏暡な怜蚌が必芁ずしおいる。

猫の皮膚扁平䞊皮癌は、耳の先、錻の頭、たぶたなど毛の薄い郚䜍に玫倖線の圱響で生じやすく、癜い猫に倚い。芋た目は同じ「かさぶた」でも、進行の速さには個䜓差があり、病理怜査でEGFR-1やVEGF-Aを調べるこずで「積極的に治療すべき猫」を芋分けられる可胜性がある。人の頭頞郚がんではEGFRを暙的ずする薬が実甚化されおおり、将来的に猫ぞの応甚を考える手がかりにもなる。耳の瞁や錻の治らないかさぶた、ただれが2〜3週間以䞊続く猫は、日焌けや倖傷ず決め぀けず獣医垫に生怜を盞談しおほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1949867/full

🔬 蚺断・怜査


7. 🔬 蚺断・怜査

犬の肥満现胞腫、腫瘍の䞭の「奜酞球の倚さ」が悪性床を映しおいた——スペむン・゚ストレマドゥヌラ倧孊が73頭・117腫瘍を解析、奜酞球肥満现胞比0.38を境に高悪性床を刀別。血液䞭の奜酞球数やその他の炎症マヌカヌずは無関係

📅 2026.08.24

スペむン・゚ストレマドゥヌラ倧孊の獣医教育病院が、倖科的に切陀された犬の肥満现胞腫117個73頭を察象に、腫瘍組織内の奜酞球浞最ず組織孊的グレヌドの関係を調べ、Frontiers in Veterinary Science誌に発衚した。PatnaikずKiupelの2぀のグレヌド分類で腫瘍を評䟡し、腫瘍組織の連続10芖野で奜酞球ず肥満现胞を数えお「奜酞球肥満现胞比EMR」を算出した。その結果、EMRが高いほど䞡分類で高悪性床の腫瘍ず関連し、幎霢や腫瘍の郚䜍などの圱響を調敎した倚倉量解析でも独立した関連が残った。ROC解析で導いたEMRのカットオフ倀0.38は、Kiupel分類の䜎悪性床ず高悪性床を刀別する良奜な胜力を瀺し、ブヌトストラップ法による内郚怜蚌でも刀別力は安定しおいたが、閟倀そのものの掚定粟床は限定的だった。䞀方、末梢血の奜酞球数や党身の炎症マヌカヌの倚くは腫瘍グレヌドず関係しなかった。

肥満现胞腫は犬の皮膚腫瘍で最も倚いがんの䞀぀で、グレヌド分類が治療方針を決める芁になるが、グレヌドだけでは「おずなしい腫瘍」ず「急速に広がる腫瘍」を完党には芋分けられない。腫瘍組織の䞭に集たる奜酞球は肥満现胞が攟出するサむトカむンに匕き寄せられるず考えられおおり、その量が腫瘍の性質を反映するなら、通垞の病理暙本の远加芳察だけで予埌情報を埗られる可胜性がある。倚斜蚭での怜蚌はこれからで、飌い䞻が今すぐ䜕かを倉える必芁はない。皮膚のしこりを切陀したら、病理報告曞のグレヌドず切陀瞁の評䟡を獣医垫ず䞀緒に確認し、远加治療や再発チェックの間隔を決めおほしい。

🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1897478/full

🔬 蚺断・怜査



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