🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.10.10
犬4 + 猫2 = 計6件
🐾 犬ニュース — 2026.10.10
本日 4件
⚠️ リコール・安全情報
英国の生鮮ドッグフード「イヤーズ」が突発性の両眼ドライアイ報告を受け回収、約6万3000頭に提供——21,757件の検査で原因物質は見つからず、10月に配送再開へ【続報】
📅 2026.09.22
英国の生鮮ドッグフード定期便「Years(イヤーズ)」は、2026年8月20日に、シェフズ・コレクションを除く全ての生鮮ミールを自主回収しました。突発性の両眼ドライアイが疑われる報告が、7月下旬から寄せられていたためです。同社は9月22日、1,129物質について計21,757件の検査を行い、汚染物質や毒素は見つからなかったと発表しました。英国獣医眼科学会の記録では、同社のフードを食べた犬155頭に加え、食べていない英国の犬41頭にも症例があり、フィンランドとハンガリーでは同社のフードを食べていない96頭が報告されています。原因は特定されていませんが、同社はそば粉を予防的にレシピから外し、10月に配送を再開するとしています。
日本国内での販売は、公開されている発表では確認できません。この件は食品との因果関係が証明されたわけではなく、ドライアイ自体は日本でも珍しくない病気です。目をしきりにしばたたく、細めている、目ヤニが粘る、前足で目をこするといった様子があれば、フードに関係なく早めに獣医師に相談してください。
🏥 医療・疾病・予防
ベルジアン・マリノアが約6か月分の「アポキル(オクラシチニブ)」を誤食、血液から薬を除く血液灌流で回復——FDAへの過量摂取報告は犬259件・猫64件、チュアブル錠の誤飲に注意
📅 2026.10.07
テキサス州の7歳のベルジアン・マリノア「フレヤ」が、台所に置かれていた薬の容器を噛み砕き、犬用のかゆみ止めであるアポキル(オクラシチニブ)を約6か月分食べました。飼い主の連絡を受けたペット中毒ホットラインの助言で、テキサスA&M大学の動物病院に搬送され、約3.5時間かけて血液30回分に相当する量を血液灌流で処理しました。半ばで心拍が落ち着き意識も戻り、数日間の入院を経て退院しています。数週間の肝臓保護薬の後、血液検査は正常でした。FDAには、2023年6月のチュアブル錠承認以降、2026年4月2日までに犬259件、猫64件の過量摂取報告が寄せられています。
豚レバー風味のチュアブル錠はペットが好みやすいため、薬は元の容器のまま、手の届かない場所に保管してください。多頭飼いでは猫が食べる事故もあり、猫のほうが重症化しやすいとされています。誤食したときは、症状が出る前でも、すぐに動物病院や中毒相談窓口に連絡を。日本国内での同薬の取り扱いは、記事では確認できません。
🔗 https://www.dvm360.com/view/texas-a-m-uses-hemoperfusion-to-treat-dog-after-oclacitinib-overdose
🏥 医療・疾病・予防
子宮蓄膿症の日帰り手術、犬233頭の95.3%が術後14日以上生存——米ニュージャージー州の非営利クリニックで犬猫331頭を後ろ向きに調査、費用は中型犬で515ドル
📅 2026.10.02
米ニュージャージー州の非営利クリニックで、2022年10月から2024年1月に子宮蓄膿症の卵巣子宮摘出術を日帰りで受けた犬猫447頭が対象です。このうち26%は追跡できず、331頭を分析しました。術後14日以上の生存を「良好」とすると、全体の生存率は95.5%(316頭)で、犬は95.3%(222/233頭)、猫は95.9%(94/98頭)でした。犬の年齢の中央値は8歳で、費用は中型犬で515ドルでした。著者らは、従来報告の死亡率3〜20%と大きく変わらないと述べています。
ただし、手術の遅れや年齢、基礎疾患の影響は調べておらず、約4分の1が追跡できていません。避妊していない中高齢の雌犬で、多飲多尿、元気消失、食欲不振、外陰部からの膿のような分泌物があれば、急いで受診してください。日帰りにするか入院にするかは、全身状態を見て獣医師が判断します。
🧠 行動・トレーニング
犬は飼い主の「ごく小さな緊張」を表情・声・におい全体で察する?——麻布大学など日本の研究、35組の犬と飼い主で検証、緊張時の素材ではなくリラックス時の素材により長く注目
📅 2026.08.20
麻布大学の永澤美保氏らのチームは、飼い主が感情を表に出さないよう朗読している間の顔の動画、声、においを集め、35組の犬と飼い主で、犬の反応を調べました。飼い主の半数はストレス課題、残りはリラックス課題を受けています。ストレス条件の犬は、緊張時の素材より、対照条件の素材に注目する時間が有意に長く(p=0.032)、立っている時間も短くなりました(p=0.031)。においを嗅ぐ行動は有意傾向にとどまり(p=0.067)、犬の心拍変動には差がありませんでした。
どの感覚の手がかりが効いたのか、仕組みは分かっていません。対照条件も朗読で飼い主が興奮していたため、完全な「平常」とは言えず、標本数が小さいことから、著者らは再現が必要だとしています。日常では、飼い主の緊張が犬に伝わっているかもしれないと意識し、叱る前に深呼吸をしてから接すると、犬も落ち着きやすくなるかもしれません。
🔗 https://www.frontiersin.org/journals/veterinary-science/articles/10.3389/fvets.2026.1916007/full
💡 今日のワンポイント
人の薬もペットの薬も、元の容器のまま高い場所や戸棚の中に保管しましょう。誤食したときは、容器やシートを持って、症状がなくてもすぐに動物病院へ連絡してください。
🐱 猫ニュース — 2026.10.10
本日 2件
🩺 医療・疾病・予防
猫の肥満に週1回の注射薬候補「AKS-562c」——健康な猫16頭に12週間投与し、食事量が減って体重が増えず、副作用も見られなかった。米アクストン社が獣医内科学会ACVIMで発表(まだ承認前)
📅 2026.06.18
獣医専門メディアdvm360は、猫の肥満向けに開発中の薬の初期研究を紹介しました。米アクストン・バイオサイエンシズ社の研究チームが、獣医内科学会(ACVIM)フォーラムで発表したものです。薬は週1回皮下注射する「GLP-1」型の候補薬で、今回は3種類(AKS-562c、564c、572c)を、約1歳で太っていない健康なオス猫16頭に試しました。12週間、毎週注射し、量は0.1mgから0.4mg/kgまで段階的に増やしています。最も効果が大きかったのはAKS-562cで、食事量を最も強く、長く減らしました。投与した猫は体重が増えず、対照群などは増えました。血糖値や肝臓の数値は基準内で、注射部位の反応や薬への抗体もなく、12週間は安全に使えたとされています。
ただし、これは太っていない猫での予備的な結果で、学会発表と取材に基づくため全データは公開されていません。薬もFDAの承認を受けておらず、肥満の猫で効くかは今後の試験が必要です。猫の肥満は糖尿病や関節の病気につながるため、今できるのは食事量の管理と運動です。人用の減量薬や市販の薬を自己判断で猫に使うことは絶対に避け、体重が気になるときは獣医師にご相談ください。
🔗 https://www.dvm360.com/view/investigational-drug-shows-promise-for-treating-feline-obesity
🐾 猫学
100年ぶりに新しいネコ科の種が見つかる——ボリビアの「レオパルドゥス・ティルカヨ」は体長42.5〜50.5cm・体重約1.4kg、タイガーキャットは5種に分かれると判明(Current Biology)
📅 2026.09.17
ベルギー・アントワープ大学などの研究チームが、南米のネコ科動物「タイガーキャット(オンシージャ)」を遺伝子から調べ直し、新種を発表しました。学術誌Current Biologyに載った論文によると、38個体(うち26個体がタイガーキャット類、8個体は博物館の標本)の全ゲノムを比べています。新種の学名は「Leopardus tilcayo」で、体長は約42.5〜50.5cm、確認された雄の体重は約3ポンド(約1.4kg)です。この個体は2017年に子猫のときに道路で見つかり、後に野生動物保護施設で暮らしています。近縁種とは約140万年前に分かれたとされ、これまで1種と考えられていたタイガーキャットは5種に整理されました。ネコ科で新種が記載されたのは、1923年のパンパスキャット以来、約100年ぶりです。
新種の発見は、同じネコ科でも未解明の仲間が野生に残っていることを示します。一方で、分布が狭く数が少ない種は、森林の減少などの影響を受けやすいと考えられるため、種を正しく区別することは保全の第一歩になります。家で暮らす猫はこうした野生のネコ科の遠い親戚です。身近な猫の行動を理解する手がかりにもなるので、機会があれば関連の展示や報道もチェックしてみてください。
💡 今日のワンポイント
猫の体重は月に1回、同じ体重計で量って記録しましょう。抱っこして自分の体重との差を見る方法でも構いません。増えてきたら、おやつの量を見直して獣医師に相談を。
毎朝7時配信

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