🐾🐱 犬猫ニュース — 2026.11.01
犬4 + 猫2 = 計6件
🐾 犬ニュース — 2026.11.01
本日 4件
🥩 栄養・食事・サプリ
犬猫サプリの61%が成分量を非開示、臨床試験の公開は1%——米国で表示義務なし、獣医師向けに確認すべき項目を整理(AVMA News)
📅 2026.10.21
AVMAニュースは、ペット用サプリメントの情報開示の実態を取り上げた。犬猫の飼い主の推定10〜33%が少なくとも1種類のサプリを与えており、2025年の『AJVR』の論文(Dog Aging Projectのデータ)では、加齢に伴い犬の52%が何らかのサプリ類を使っているとされる。サプリメント製造会社La Petite Labsの調査では、145のサプリカテゴリと56ブランドを確認し、製品ページの61%が有効成分の量を記載していなかった。56ブランド中21ブランドが「獣医師が開発」とうたいながら裏付けを示さず、49ブランドは製品の主張を検証する手段を公開していなかった。完成品の臨床試験が公開されていたのは製品ページの1%にとどまり、分析証明書(COA)を公開していたのは8%だった。
米国ではサプリは表示内容によって食品か医薬品に分類され、病気の治療や予防をうたえば医薬品として効力・安全性などの基準を満たす必要がある。一方、成分量の開示そのものは法的に義務づけられていない。記事は、現実的な効能表現、成分と1回量の記載、ロット番号、会社の連絡先を確認する目安とし、任意基準であるNASCの品質シールも紹介している。日本の飼い主も、サプリを選ぶ際は成分量の記載があるか、ロット表示や問い合わせ先があるかを確かめ、持病や服薬中の薬がある犬には始める前に獣医師へ相談してほしい。※調査は製造会社によるもので、結果は市場全体を代表するとは限らない。
🔗 https://www.avma.org/news/pet-supplement-companies-dont-disclose-full-details-legally-do-they-need
🏥 医療・疾病・予防
AAHAが犬専用の糖尿病ガイドラインを初公開——インスリン量は推定理想体重から算出、持続血糖測定や「ピークの少ない」基礎インスリンも推奨
📅 2026.09.24
米国動物病院協会(AAHA)が、犬に特化した初の糖尿病管理ガイドラインを公表した。2018年のガイドラインを土台に、2026年に先行して出た猫版に続くもので、診断、インスリンの種類、血糖モニタリング、糖尿病性ケトアシドーシス、食事管理、反応が悪い場合の対処までを扱う。診断は糖尿(尿糖)と高血糖の両方を確認して行い、インスリン量は推定理想体重から計算して最も近い整数単位に切り下げる。低血糖を見逃さないため、血液または間質液のグルコース測定(持続血糖モニターなど)を使うことも勧めている。
犬の糖尿病はベータ細胞が永久に失われるため、すべての糖尿病の犬にインスリンが必要で、適切な治療とモニタリングがあれば予後は良好とされる。ガイドラインは、食事のタイミングに合わせなくてよく、食事を食べ損ねても低血糖になりにくい「ピークの少ない」基礎インスリン(デグルデクやグラルギンU-300など)も選択肢に挙げた。飼い主には、元気がない、ふらつく、けいれんといった低血糖のサインと対応を事前に教えておくことが重要だとしている。多飲多尿や体重減少が見られたら、自己判断せず早めに獣医師へ相談してほしい。
🔗 https://www.avma.org/news/aaha-releases-canine-focused-diabetes-guidelines
🐕 犬学
犬と飼い主は夜、互いの眠りを乱すが睡眠の質は保たれる——25人と38頭を4週間計測、同じベッドで寝ても睡眠時間・質に有意差なし(トロント大ほか、PLOS One)
📅 2026.10.07
カナダ・トロント大学などの研究チームが、25人の飼い主とその犬38頭を対象に、4週間にわたり人は手首、犬は首輪の活動量計で夜間の動きを記録した。成果は『PLOS One』に掲載された。結果として、人と犬の夜間の活動は強く連動していた。飼い主が「犬に起こされる」と感じていても、犬と同じベッドで寝ることは、睡眠時間や睡眠の質に有意な影響を与えていなかった。
動き出すのは人のほうが先であることが多く、犬が飼い主を起こすより、飼い主が犬の眠りを妨げている場面のほうが多い可能性があるという。ただし、対象は小規模で、犬のいない人との比較群もなく、年齢や犬種の違いも検討されていないため、結果は限定的に受け止める必要がある。愛犬と寝ていて夜によく目が覚める、犬が夜中に落ち着かないといった場合は、寝る場所や就寝前の運動を見直し、体調の変化が疑われるときは獣医師に相談してほしい。
🔗 https://www.eurekalert.org/news-releases/1146173
🧬 研究・科学
大型犬はなぜ早く老いる?——864頭のDNAメチル化300万か所超を解析、超大型犬は小型犬よりLINE1のメチル化を年に約35%多く失う(アリゾナ州立大、Science)
📅 2026.10.08
アリゾナ州立大学の研究チームが、Dog Aging Projectに登録された864頭の犬を調べ、300万か所を超えるDNAメチル化部位を地図化した。成果は『Science』に掲載された。加齢に伴い、「ジャンピング遺伝子」と呼ばれるトランスポゾンのうちLINE1関連領域の40%超でメチル化が失われていた。超大型犬は小型犬に比べ、LINE1のメチル化を1年あたり約35%多く失っていた。また、X染色体上のLINE1は、メスよりオスでメチル化が高いという予想外の結果も得られた。
研究チームは、ジャンピング遺伝子に対するエピジェネティックな制御の低下が、大型犬ほど寿命が短い理由の一端かもしれないとみている。ただし、LINE1の活動が老化の原因なのか結果なのかは、まだ分かっていない。現時点で飼い主が行動を変える必要はないが、大型犬は小型犬より早く高齢期に入る傾向があるため、体重管理や定期健診を早めに始めることが大切になる。※研究は米国立衛生研究所(NIH)の資金による。
🔗 https://www.eurekalert.org/news-releases/1146795
💡 今日のワンポイント
サプリは「何がどれだけ入っているか」を確認できるものを選び、始める前に獣医師へ相談を。愛犬との睡眠は気にしすぎず、夜の様子の変化は健康のサインとして見ておきましょう。
🐱 猫ニュース — 2026.11.01
本日 2件
🏥 医療・疾病・予防
猫の慢性腎臓病の新ガイドライン——iCatCareが10年ぶりに改訂、7歳から健診、SDMAは高齢猫で18µg/dL以上を目安に
📅 2026.09.11
国際的な猫の健康団体International Cat Care(iCatCare)が、猫の慢性腎臓病(CKD)の診断と管理に関する2026年版コンセンサスガイドラインを公表し、dvm360が報じた。2016年の国際猫医学会のガイドラインを更新するもので、『Journal of Feline Medicine and Surgery』に掲載された。10人の国際パネルが作成した。12歳を超える猫でのCKDの有病率は28〜81%とされ、スクリーニングは7歳から開始し、7〜10歳は年1回、10歳超は年2回が推奨される。尿比重が1.035未満であれば腎機能低下の早期のサインとされ、SDMAは高齢猫で18µg/dL以上を目安にする案が示された。
管理面では、腎臓病用の療法食(腎臓病食が50%以上でも有益な可能性)や、食事制限で4〜6週間改善しない場合のリン吸着薬、吐き気・高血圧・タンパク尿への対応が整理された。進行性のCKDでは診断後1年以内に6割超が亡くなるとされ、早期発見の意義は大きい。さらに、投薬や通院を担う飼い主への支援や、高齢猫の精神面への配慮にも新たな項目が加わった。水を飲む量や尿の量が増えた、食欲や体重が落ちたといった変化があれば、年のせいと決めつけず、早めに獣医師に相談してほしい。
🔗 https://www.dvm360.com/view/new-icatcare-guidelines-update-feline-chronic-kidney-disease-care
🧬 研究・科学
猫が食べるのをやめるのは満腹だけが理由ではない——同じフードの匂いに慣れると食欲が落ち、別の匂いで回復(岩手大、Physiology & Behavior)
📅 2026.04.06
岩手大学の宮崎雅雄教授らの研究チームが、家猫を対象に、10分間の給餌と10分間の休憩を6回繰り返す実験を行った。成果は『Physiology & Behavior』に掲載された(論文公開は2026年3月31日、プレスリリースは4月6日)。同じフードを出し続けると、1回目から5回目にかけて摂食量が下がり続けた。6回目に別のフードに切り替えると、より嗜好性が高いかどうかにかかわらず摂食量が回復した。フードは同じままで別の匂いだけを加えても摂食量は戻った。
休憩中に同じ匂いを嗅がせ続けると、その後の摂食量はさらに低下し、別の匂いを嗅がせると低下が和らいだ。研究チームは、猫は満腹になるだけでなく、フードの匂いに慣れることで食べる意欲が下がると説明している。飼い主にとっては、食べムラがあるときに、量や回数だけでなく匂いの変化も考えるヒントになる。ただし、食欲が急に落ちた、2日以上ほとんど食べない場合は病気の可能性があるため、早めに動物病院を受診してほしい。※本記事は数か月前の掲載です。
🔗 https://www.eurekalert.org/news-releases/1122930
💡 今日のワンポイント
7歳を過ぎたら、猫の腎臓の健診を習慣に。水を飲む量やトイレの回数を普段から観察しておくと、早期発見に役立ちます。
毎朝7時配信

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